第190回「自分たちの技術でこどもがより輝く未来へ　美容組合　鹿児島市支部」

鮮やかな手付きで髪を切っているのは美容師の皆さん。
でもここ、美容室ではなさそうですが…

今回、未来への思いをつづるのは「美容組合 鹿児島市支部」の皆さん。

様々な美容室で働く美容師によって構成されているこちらの組合。
自分たちの技術を社会や子どもたちに還元できないか考えていました。

美容組合　鹿児島市支部長　鰺坂尚賢さん
「僕たちが出来るのはこういったチャリティーカット」

そこで去年から、未来を担う子どもたちの笑顔を増やせるよう希望者による児童養護施設でのボランティア活動を始めました。

すると思いに賛同した姶良西支部のメンバーも加わりボランティアの輪がドンドン広がっていったのです。

この日は 鹿児島市皆与志町にあるたらちね学園へ。
様々な事情で保護者と一緒に暮らせない2歳から高校生までの子どもたちがここで生活しています。

早速順番にカット開始。
こどもたちがより輝けるようメンバーたちも腕を振るいます。
さらに・・・

子どもたちにとって髪を切ることが楽しい時間になるよう
積極的にコミュニケーションをとっていきます。

たらちね学園　児童指導員　溝口祐輔さん
「いろんな大人と関われるのが職員として、すごくありがたい」

児童
「(美容師が)来てくれたことがとてもうれしくてみんなも切ってくれたのでいいと思いました。次もいい感じに切って欲しいです」

自分たちの技術で子どもたちを輝かせることができる。
そんな誇りを胸にチャリティーカットの活動はこれからも続きます。