塩味が効いた、ミルキーなスープのザ鹿児島ラーメン。おじいちゃんもお母さんもお子さんの誰もにでも合う、言ってしまえば『最高のラーメン』ではないだろうか。
歴史的にも長く、鹿児島の定番、ラーメンの話になるとざぼん未経験の人はいないほど。KTSの中でもざぼんだけでひと話題盛り上がった。
まず『よく混ぜてから』とあるように、麺をお箸で鷲掴みにして一回転。白く光るスープに少し色が付く。スープを少し啜ると、あっさりだけど塩味が少し効いていて、仕事の合間などに食べるにはちょうどよさそう。お昼に食べに来て、さぁ後半戦頑張るぞ。
麺は中太麺。少し太めに感じる、やわらかめに茹でられたモチモチ感。お腹が空いたときにはこの太さだと食べ応えがあってうれしい。
コレコレ!!と思いながら、気持ちを抑えられずにどんどん食べてしまうが、麺は見た目よりたっぷりあって、まだまだあるぞーという安心感。
具は他にネギ、焦がしネギ、茹でもやしに茹でキャベツ。そしてキクラゲ!!今はキクラゲが入っているラーメンはなかなか見かけないが、個人的にはうれしい具。麺と一緒に食べるとコリコリした食感がして好き。
チャーシューは薄めであまり硬くなく、程よく口にとろけるバランス。
最初に運ばれてきたニンニクは粗いみじん切り。『ちょっと味がおとなしいな』と思ったら、これを入れれば急にガツンと来る味に。ちょっと少な目に、と思っても結構来るので、入れすぎには十分注意を。
結局のところ、『ざぼんラーメンを食べに行こう』と思って行くので、食べたいときに期待した味が出れば当然満足。
長く愛され続けているということは、芯のあるコンセプトを守り続ける、ある意味攻め続けてきた証拠だろう。おじいちゃんもおばあちゃんも好き、そして子供も好きになるラーメン。そんなラーメンをお昼過ぎに座敷で食べたらホッとするのは私だけじゃないと思う。
ラーメンを平らげたらお漬物をパリパリっと食べきり、冷たいお水を飲み干したらさぁ今日はもう少し頑張るぞ、とお店を後にした。