いわゆるボリューム勝負のお店の印象だったが、しっかり美味しくてお店の罠にハマる。
醤油豚骨と紹介されているスープを少し飲むと、思っていたこってりドロドロ感はなく、しっかり味が取られた塩とコクの効いた濃口スープ。それほど脂っぽさは感じず、しっかり味わいたいスープ。
我慢できずに早速麺へ。極太の角麺。硬さは普通で注文。プリっとしており食べ応えアリ。ただ太いだけではなく、味もしっかりしていて、スープと絡めるとどんどん食べられる。
スープに入っているみじん切りのニンニクを少し溶かしてみると、スープにも麺にもガツンとアクセントがついて、ラーメンを食べてるぞ!!という気持ちがさらに高まる。『今日は太一を食べるぞ!!』という心構えに対して、100%の満足感が返ってきた感じ。
待望のチャーシューはビックリする大きさ。しかも太一盛りは2枚!!これで1080円ってお店はやっていけるのだろうか…と心配になるほど。プリップリに煮込まれた分厚い豚バラ。お箸で持ち上げると崩れそうな柔らかさ。脂身の部分の多くは切り落とされているので、罪悪感なくかぶりつける。
味も染みていて程よい柔らかさで噛み応えも少し残っていて、白ご飯に乗せて食べたい気持ちが…。スープにしっかりくぐらせて食べてもンマい!!1枚食べても…まだある!!なんと贅沢なラーメンでしょう。
野菜は茹でキャベツともやし。2倍盛り無料とのことだが、今回は普通盛り。後から『野菜を2倍盛りにしておけばよかったー!!』と後悔しても、なんと後から無料分の追加ができるとのことで、至れり尽くせり、ありがたい話。
もやしはスープにくぐらせるとコクとニンニクが効いた味で一線級の具に。なるほど、麺を抑えて野菜を増すのもアリだ!!茹でキャベツは甘味があって硬さもほどほど。野菜を飽きずに食べられる。
生卵の黄身を崩すととろーりと野菜を伝ってスープへ。スープにはっきり甘さが出て、味に大きな変化が。味玉じゃなくて生卵なのがとてもいい。麺につけて食べてもンマい!!
食べ終わると『アレ美味しかったな~』と、また来ることを考えてしまう。ボリュームは文句なしな上に味がいいし値段もリーズナブル。いろんな味の楽しみ方があるので、2回3回と来ないといけない。お店も『3度食べないと本当の美味しさが実感できない』と看板に掲げているが、ホントそれ。
ちなみにつけ麺にシフトするお客さんも多いとのこと。ラーメンだけで楽しみ方がたくさんあるのに、つけ麺、まぜそばもこの後控えている…。
大盛りのお店という先入観で敬遠する方がいたらもったいない。しっかり味わえる楽しみなラーメンとして、是非試してほしい。注文も券売機で細かく指定できるし、店内も海鮮居酒屋のような活気とオープンさがあるので、女性も楽しめると思う。