お昼時のため駐車場が溢れるほどの賑わいだったが、運よくすっと入れ、早速代表メニューの『くりやまらーめん』を注文。ご家族連れのお客さんが多く、年配の方はもちろん、小さいお子さんも多く、年齢に関係なく愛されているラーメンのようだ。定食屋のような雰囲気、賑わいで居心地も良く、そういう面でも人気があるのだろう。
壁に飾られた色紙を眺め『KTSのアナウンサー、来すぎでしょ!!』と思っていたらラーメン到着。
え?味噌ラーメン!?と一瞬思うほどの濃い色のスープ。これは3種類ブレンドされているという川辺しょうゆが出している色なのだろう。
ひとくちスープをすすると、濃厚こってり、脂っぽさ多めのトロンとしたスープ。塩味も少し効いていて、結構重厚なラーメンで驚く。味もしっかりしていて、なるほどしょうゆの旨味が複雑に混ざって感じられる。
麺はもっちりコシのある中太麺。濃厚スープに絡めると食べてる感が強まって、ラーメンと勝負している気になる。冷めないうちに食べきりたい!!スープ、麺、スープ、麺と休みなくいただく。
その中でアクセントとなるのがもやしと味玉。ワキヤクながらも特筆したい。もやしは細目ながらもシャキシャキとして引っ掛かりがなく、とても上品な噛み応え。細いもやしはクセがあったり、繊維の引っ掛かりを感じたりするが、これはそんなこともなくみずみずしい、さっぱり美味しいもやしだった。
で味玉。これがまた美味しい!!味が白身までしっっっかり染みていて、スープに負けずに味が濃く美味しい。黄身もやや固めに茹でられており、スープにいつの間にか溶けることもなく、食べようと思ったときにちゃんといてくれる。時々ありますよね、いつの間にか黄身が無くなってること…。そんなことなく、黄身もしっかり美味しくいただけた。
こんなにこってり系なのに、こんなに広い年齢層に人気なのは何故だろう。私はバランスの良さが人気なのかもと感じた。スープはこってり、麺も食べ応えあり。でもこってりし過ぎず、ボリュームもちょうどよく、こってり系なのに食べやすい。塩味も脂感もあるけど絶妙な調整になっており『しばらく食べられないな』という事がない塩梅。
素人の考えだが、こってりの中でもバランスをとても研究された一杯なのだと感じた。