おしゃれなお店で出てきた『最上のQ』…。名前からも想像がつかなかったが、公式サイトである程度予習済み。しかし、実際に食べてみるとイメージ外にあった新しいラーメンで、自分の新定番として記憶に残った。
まずスープ。一口すすると柚子のような柑橘系の香りがふわ~と香り、なんとも爽やか。味もほんのり塩味で優しい味。透き通って上品な味ながらも、脂もしっかり入っているので優しいだけではなく味が深い。鶏ベースのスープと鰹節との相性も最高。多めに入っているので贅沢にスープに混ぜて味と香りを楽しめる。
見た目のインパクトを強めているのは3種類のお肉。大判の炙りチャーシュー、とり天、鶏団子。メインはこの大判炙りチャーシューと思いきや…とり天も鶏団子も、それらだけで一線を張れる主役級!!
大判の炙りチャーシューはとにかく大きい。持ち上げると脂身の部分で離れるんじゃないかという程。炙られているので香ばしさもたまらず、ガブっと噛みついていただく。薄味に仕上げてあり、スープの味を邪魔しないさっぱりめ。スープに浸しながら食べていく。
とり天を食べてみると…これがまた美味しい!!揚げたてでサクッとして、スープに浸かった部分はしっとりじゅわっと。お肉もふっくらとイイ感じに火が通っていて、例えばうどん屋さんのトッピングだとしたら2個3個乗せてしまうレベル。
そして鶏団子。鶏のつみれ?とにかく後回しにしてしまったことを後悔する程美味しい!!あま~く、おいし~い!!お肉の味がしっかりして、一口で食べるなんてもったいない。少しずつ味わいながらいただく。
お肉3種とも美味しく、個性があって、みんな主役級で驚いてしまった。
麺はモチモチっとした歯ごたえのある中太麺。あっさり系ながらも食べ応えがあり、スープに絡めるとこれまた爽やか華やかな味と香り。ひとくちひとくちしっかり味わえて、また鰹節や味玉、お肉と応援してくれる。
この一杯の中にいろんな味があるのに、バランスがとても取れていて、最初から最後まで楽しめた。ボリュームも結構ある方だが、飽きがこない。それどころか『同じものをお代わり』という気持ちにもなる。
贅沢な一杯だが、相応に、それ以上に満足感がある、私の中ではとても新しいながらも定番になった一杯だった。