番組表
ON AIR
  • 3:52オープニング
  • 4:00テレビショッピング
  • 4:30テレビショッピング
  • 5:00テレビショッピング
  • 5:30THEフィッシング
  • 6:00めざましどようび
  • 8:30土曜はナニする!?
  • 9:55サスティな!
  • 10:30テレビショッピング
  • 11:00テレビショッピング
  • 11:30Go!Go!ユナイテッド
  • 11:45週末えり得情報
  • 11:50FNN Live News days
  • 12:00YOUは何しに日本へ?  年々増加している訪日外国人。番組では、外国人たちの日本への玄関口、空港で勝手にお出迎えして直撃取材を敢行!!前代未聞の空港アポなしインタビューをやりまくりました。時には、空港を飛び出して、客船の港、イベント会場でもYOUに直撃インタビュー!
  • 13:25世界が騒然!本当にあった?衝撃ファイル
  • 15:55ぽよチャンネル
  • 16:00飯尾和樹のずん喫茶
  • 16:30秋山ロケの地図
  • 17:25わんにゃん+ かごしま
  • 17:30FNN Live News イット!
  • 18:00おかべろ  岡村隆史(ナインティナイン)が、と ある飲食店の常連客として店に訪れた有名人に質問していくという“シチュエーション トークバラエティー”!
  • 18:30ナマ・イキVOICE
  • 19:00芸能人が本気で考えた!ドッキリGP 遂に発見!UMA探検隊ドッキリ完結編
  • 21:00土曜プレミアム
  • 23:40<土ドラ>おいハンサム!!2
  • 24:35すぽると!
  • 25:15あちこちオードリー
  • 26:05ゴリパラ見聞録
  • 26:35ディノスTHEストア
  • 27:05テレビショッピング
  • 27:35天気予報
  • 27:36ぽよチャンネル
  • 27:39クロージング
井村先生のぼうさいの時間
「防災をマナブ」(2021年3月まで放送)の情報も掲載しています

内陸直下型地震を知る

4月14日で熊本地震から6年。
熊本を襲ったのは、内陸直下型の地震でした。
過去には、鹿児島県内でも大きな被害が出たことがあります。
自分の住んでいる場所でも内陸直下型の地震が起きたことを知り、次に備えるために一緒に学んでいきましょう。

内陸直下型の地震は、揺れに気をつけないといけない地震

◆前原竜二アナウンサー
きょうのテーマは、「内陸直下型地震を知る」です。
 

◆鹿児島大学 井村隆介准教授
内陸直下型の地震は、とにかく「揺れに気をつけないといけない地震」だということを皆さんに知ってほしい。
 

地震には【海溝型】と【直下型】がある

​地震には、大きく分けて2つあります。

【海溝型】
陸のプレートと、海洋プレートの境目のひずみが跳ね返って発生するのが「海溝型」。
 

【直下型】
陸のプレートの内部に生じたひずみによって、内陸部の岩盤が破壊されることで発生するのが「直下型」です。

クイズ

Q.次の3つの地震は、「海溝型」と「直下型」のどちらでしょうか。

・阪神淡路大震災
・東日本大震災
・熊本地震
 

正解は、

「海溝型」…東日本大震災
「直下型」…阪神淡路大震災・熊本地震

 

4月14日で発生から6年となった熊本地震は、内陸の直下型地震でした。
 

​このタイプの地震は比較的震源が浅く、人が住んでいる場所の下で発生した場合、揺れによる建物被害につながる恐れがあります。
 

25年前、鹿児島県でも直下型地震が発生

◆鹿児島大学 井村隆介准教授
鹿児島県でも、今から25年前に大きな地震が起こっています。
 

1997年、鹿児島で発生した県北西部地震。
 

3月26日、さつま町などで最大震度5強
 

さらに5月13日、薩摩川内市で最大震度6弱の揺れを観測しました。
 

2回の地震で、合わせて100人以上がけがをしたほか、住宅8棟が全壊。
65棟が半壊しました。(気象庁まとめ)
 

​今回、井村先生と訪れたのは、地震で特に大きな被害を受けたさつま町です。

 

写真提供:井村先生

当時、井村先生は地震発生後にさつま町を訪れ、現地調査を行っていました。
 

写真提供:井村先生

◆前原竜二アナウンサー
この辺も被害があったんでしょうか。

◆鹿児島大学 井村隆介准教授
そうですね。
建物が全部壊れたということはなかったのですが、屋根の一番先の部分に揺れが集中して壊れ、その部分にブルーシートがかけられていました。
 

当時の被害について、住民の方に話を聞くことができました。

「親戚のところも後ろの土手が崩れた。私たちが子供のころは、(鹿児島で)地震なんて考えもしなかった。」

この場所で、店を構えて60年以上になる商店です。

山口さん
「すごく覚えています。全部倒れて真っ白です。余震も怖かった。娘が1997年生まれで、地震の時はちょうどおなかの中にいた。」
 

​◆鹿児島大学 井村隆介准教授
娘さんはそれを知っている?
自分が生まれた年のことだから知らないかな。
地震から25年経って、この辺りの人たちに聞いても知らない人が多いから、困ったなと思って…。ぜひ知っている人が伝えてください。
 

続いて訪ねたのは、当時、宮之城高校があった場所。
現在は、宮之城中学校になっています。
 

地震で校舎の壁は崩れ落ち、グラウンドにもひびが入りました。
 

当時を知り、宮之城中学校で教師を務める山口三郎さんは、今の中学生たちはほとんど当時のことを知らないと話します。
 

山口さん
「県北西部地震のことを生徒に言っても『え?』って感じですよね。
まさか自分たちのじいちゃんばあちゃんたちが被害に遭ったとは、あまり伝わっていかない気がします。」
 

過去に起きたことを知り、次に備えるのが重要

◆鹿児島大学 井村隆介准教授
南海トラフの巨大地震や熊本地震の話をすることは多かったけど、一方で鹿児島で25年前に起こった地震のことについて、この地域の人たちや地震を知らない人たちに、内陸直下型地震の怖さ、備えを訴えていなかいといけない
 

◆鹿児島大学 井村隆介准教授
この辺は地震がないって思わないでほしい。
 

いつ起こるか分からない地震。

だからこそ、自分の住んでいる場所で過去に起きたことを知る。
そして、次に備えること
が私たちに求められる防災の第一歩です。