川上踊保存会の未来ノート
約450年続く伝統芸能を未来へ 川上踊保存会
太鼓と鉦(かね)のリズムに合わせた、風情ある踊り。
毎年、この日を迎えるために、伝統を受け継ぐ人たちがいました。
今回、未来への思いを綴るのは、「川上踊保存会」の皆さんです。
いちき串木野市の無形民俗文化財にも指定されている「川上踊」。
およそ450年前、五穀豊穣と平和を願って始まりました。
この日は、5日後に迫った本番に向けて、追い込みです。
太鼓や鉦の音に合わせて、舞うタイミングを図ります。
「川上踊」は、地域の少子高齢化に伴い、存続の危機を迎えた時期もありましたが、子どもたちが積極的に参加して、再び盛り上がりを見せたのです。
(川上踊保存会会長 田渕明さん)
子どもたちに、非常に元気をいただいている。
大人もですけど、子どもが一生懸命取り組んでくれますから。(内田結さん・川上小6年)
地域によっては人が少なくなって、なくなってしまっている踊りもあるので、川上踊はそうなってしまわないように、私も出来る限り長く続けていきたいと思っています。そして、迎えた本番の日。
手作りの衣装や花笠をまとい、踊りを奉納します。
(地域住民)
ずっと昔から続いている踊りが披露されるのは、すごい感動ですね。(内田光星さん・川上小5年)
見ているみんなに目立つ様に、大きな動きで踊っていました。
この踊りが、100年、1000年続いてほしい。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
