i(あい)がずんばい nishiishiki(西伊敷)の未来ノート
地域の交流で団地に活気を! i(あい)がずんばい nishiishiki(西伊敷)
鹿児島市の伊敷団地。
およそ8000人が暮らす、閑静な住宅地です。
造成から50年が経ち、町にはお年寄りの姿が目立ちます。
高齢化率は4割を超えました。
(団地に40年暮らす住民)
昔は、子どもが凄く多かった。
子ども、子ども、子どもだった。住民同士の交流が少なくなる中、あるグループが立ち上がりました。
今回、未来への思いを綴るのは、「i(あい)がずんばい nishiishiki(西伊敷)」の皆さんです。
団地の中央。
空き家を改築したココが、活動拠点です。フリーマーケットやワークショップなどが開催され、子どもからお年寄りまで誰でも交流できる場所です。
この日も、会話を楽しんだり、新学期の準備をしたり、思い思いの時間を過ごしていました。
かつては、大勢の住民で賑わった伊敷団地。
当時を知る宮下さんは、今との差を感じています。(iがずんばい nishiishiki代表・宮下幸男さん)
昔と違って、地域の方々との交流が、だいぶ少なくなってきていると思います。そこで、4年前、有志のメンバーでチームを結成したのが「iがずんばいnishiishiki」。
確かに「i(あい)」がたくさんありますね。
その「愛」は、地域の住民から子どもたちにたっぷりと注がれていました。
(児童の母親)
今、裁縫を教えているんですけどね。1列だけチャレンジ中。(西伊敷小4年・高倉優歩さん)
むずかしかった。(メンバー・池端てるみさん)
安心して楽しく暮らせる地域になって、子ども達が将来もココに住みたいなと思ってくれたらいい。団地の中で芽生える小さな交流の輪。
やがて、かつての活気を取り戻す、大きなきっかけになる事でしょう。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
