寺子屋スクールの未来ノート
子どもたちの心に経験という自信を 寺子屋スクール
あさ6時30分。
大勢の子どもたちが、お坊さんとお経を読んでいます。
と思ったら、今度はサッカー。
そこには、先程のお坊さんが。
一体、何の活動なんでしょうか?
今回、未来への思いをつづるのは、「寺子屋スクール」の皆さん。
鹿児島市吉野町にある、お寺兼空手道場。
ここの道場主で、僧侶の後藤 寛浄(かんじょう)さんです。
日々子どもたちと向き合ううち、あることに気付いたと話します。
(寺子屋スクール・後藤寛浄さん)
いま子どもたちが野外でできることを体験する、人と交流する体験をするということが、とにかく減り続けている。そこで、18年前に始めたのが「寺子屋スクール」。
魚釣りや芋掘り、それにキャンプなど、様々な体験活動を進めているんです。
この日は、春休みキャンプ。
3泊4日を子供たちだけで過ごします。みんな、大丈夫?
(参加した子ども)
楽しいけど、夜テントで泣いた。そんな小さい子たちには、上級生が手を差し伸べます。
子どもたちだけで出来ることは協力しあうのが、ここの「流儀」なんです。
(上級生)
こぼすなよ! ワカメいる?そして、吉野公園までお出かけ。
歩いて50分は、なかなかの距離です。
取り出したのは、お弁当。
役割分担しながら、子どもたちだけで作ったんですよ。
さて、お味は?
(参加した子ども)
うわ。醤油の味しかしない!
(参加した子ども)
ボクが作った玉子焼き、醤油入れすぎてめっちゃ醤油の味しかしない。
失敗も貴重な経験だね。
(寺子屋スクール・後藤寛浄さん)
人との関係を作ることですとか、自立の大切さを伝えていきたいなと思っています。
体験することで自信に繋がる。
失敗を繰り返し、その答えを自ら探す「体験活動」。
未来に生きていく力を育んでいるんですね。
頑張れ!子供たち。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
