ラムサールレンジャーの未来ノート
“ツルの飛来地”出水の良さを再発見 ラムサールレンジャー
出水平野。
毎年、1万羽を超えるツルがシベリアから渡来し、冬を越します。
それを見守る子どもたち。
これには、ある目的があったんです。
今回、未来への思いをつづるのは、ラムサールレンジャーの皆さん。
「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」
それが、「ラムサール条約」。ここ「出水ツルの越冬地」は、2年前に登録されたばかりです。
そこで、地元の子どもたちにこそ、その大切さを学んでもらおうと結成されたのが、「ラムサールレンジャー」。
この日は、学芸員が観察の仕方を教えていました。
(出水市ツル博物館 クレインパークいずみ 主任学芸主事・原口優子さん)
まず、ツルの種類とか、よく観察してほしいと思います。
自分達が体験したこと、学んだこと、感じた事を、誰かにまた伝えて欲しいなあと思ってます。ラムサールレンジャーは、公募制。
出水市内の小中学生が集まりました。
(出水中学校1年・深田琉世さん)
体験できるので、すごい楽しいです。
(米ノ津小学校5年・山下珠央さん)
色んな出水の事を知れるかなと思って入りました。「湿地」には、多くの生物が生息していて、これがツルなど水鳥のエサになります。
また水を浄化するなど、「湿地」にはたくさんの役割がある事を、子どもたちは学んできました。
(出水中学校1年・深田琉世さん)
ツルだけじゃなくて、それを養う田んぼとか干潟みたいなものが大事ですよ、っていうことを伝えていきたい。(米ノ津小学校5年・山下珠央さん)
友達にラムサールって知ってる?と聞いても、 知らないって子が多いので、そういう子たちに教えられるようになってみたいと思います。これまで、あたり前に見ていた風景が、実は世界に誇れる素晴らしい場所である事を学んだ子どもたち。
その驚きを将来にわたって語り継いでいく事でしょう。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
