番組表
ON AIR
かごんま未来ノート
OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
かごんま未来ノート

第194回「伝統芸能を子どもたちに継承 漆バラ踊り保存会」

  • 漆バラ踊り保存会

  • 鉦とバラデコと呼ばれる太鼓をたたき踊るこどもたち。
    姶良市蒲生の伝統芸能「漆(うるし)バラ踊り」の練習風景です。

  • 今回、未来への思いを綴るのは
    漆バラ踊り保存会の皆さん。

  • 姶良市の北部、蒲生町漆。
    のどかな田園風景が広がる里山です。

  • この地域に伝わるのが市の無形民俗文化財「漆バラ踊り」
    毎年、漆小学校の秋の運動会で披露されています。

  • 「漆バラ踊り」は、およそ400 年前、
    島津義弘が豊臣秀吉の命を受け朝鮮に出兵し、
    その凱旋祝いとして、この地域で踊ったのが
    始まりとされています。

  • 一方で問題となっているのが、高齢化や後継者不足。
    そこで踊りを知る住民が
    漆小学校の子どもたちに教え、継承しています。

  • 川﨑俊策さん
    「大人だけじゃできない、子どもたちと一緒にしないとできない
    子どもたちだけでは踊れない。
    (地域住民が教えながら)保護者も一緒に踊る」

  • 全校児童が参加する「漆バラ踊り」
    練習は夏休みから2 カ月、運動会に向けて行われます。

  • 佐藤梛ノ介さん(漆小6年)
    「鉦はみんなをまとめながらたたく、
    バラ(太鼓)は、下がったり、回ったりしてむずかしい。
    一生懸命やることでおもしろさが伝わってくる。
    (踊れるのは)名誉。(卒業しても)バラ踊りを教えていきたい」

  • 保護者代表 佐藤絵梨さん
    「みんなと一緒に練習するのが思い出になる。
    卒業してもサポートしようという思いにつながる」

  • 子どもたちに受け継がれて20 年!
    伝統の踊りは、今年も運動会で披露されました。