漆バラ踊り保存会
鉦とバラデコと呼ばれる太鼓をたたき踊るこどもたち。
姶良市蒲生の伝統芸能「漆(うるし)バラ踊り」の練習風景です。
今回、未来への思いを綴るのは
漆バラ踊り保存会の皆さん。
姶良市の北部、蒲生町漆。
のどかな田園風景が広がる里山です。
この地域に伝わるのが市の無形民俗文化財「漆バラ踊り」
毎年、漆小学校の秋の運動会で披露されています。
「漆バラ踊り」は、およそ400 年前、
島津義弘が豊臣秀吉の命を受け朝鮮に出兵し、
その凱旋祝いとして、この地域で踊ったのが
始まりとされています。
一方で問題となっているのが、高齢化や後継者不足。
そこで踊りを知る住民が
漆小学校の子どもたちに教え、継承しています。
川﨑俊策さん
「大人だけじゃできない、子どもたちと一緒にしないとできない
子どもたちだけでは踊れない。
(地域住民が教えながら)保護者も一緒に踊る」
全校児童が参加する「漆バラ踊り」
練習は夏休みから2 カ月、運動会に向けて行われます。
佐藤梛ノ介さん(漆小6年)
「鉦はみんなをまとめながらたたく、
バラ(太鼓)は、下がったり、回ったりしてむずかしい。
一生懸命やることでおもしろさが伝わってくる。
(踊れるのは)名誉。(卒業しても)バラ踊りを教えていきたい」
保護者代表 佐藤絵梨さん
「みんなと一緒に練習するのが思い出になる。
卒業してもサポートしようという思いにつながる」
子どもたちに受け継がれて20 年!
伝統の踊りは、今年も運動会で披露されました。
OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について














