阿室小中学校エコクラブ
ここは大島郡宇検村の阿室川。
観察しているのは地元の子どもたちです。今回、未来への思いを綴るのは「阿室小中学校エコクラブ」の皆さん。
奄美大島の南西部、宇検村阿室。
自然豊かなこの集落にあるのが阿室小中学校です。ここの児童生徒21人全員で取り組むのが「エコクラブ」。
生き物や自然の観察・調査など地域の中で身近にできる地球にやさしい環境活動です。阿室小中学校エコクラブ発起人 かごしま環境未来館事業課
専門嘱託員 岩切敏彦さん
「こんなに自然があふれているところは、めったにない。
すばらしい世界がここには広がっている、残っているということを
みんなで見つめ直してほしいと『エコクラブ』をつくった」この日は、学校横の阿室川沿いにある「アサギマダラ」の生息地も観察。
“旅する蝶”と呼ばれるその生態を学びました。阿室小中学校エコクラブ発起人 かごしま環境未来館事業課
専門嘱託員 岩切敏彦さん
「ここでこのまま一生を終える蝶もいるけど、
気流に乗って関西・関東でも、東北でも発見されたこともある」宮下美鈴さん 阿室小6年
「環境のことや生き物について知れたので良かった」「エコクラブ」では学習したことを年に1度、「壁新聞」にまとめています。
環境のことだけでなく伝統行事など、ふるさとの魅力を伝える新聞は全国のコンクールで様々な賞に輝いているんです宮原怜さん 阿室中2年
「自分たちの住んでいる自然とか詳しく知ったり、ほかに発信できていい」阿室小中学校 教諭 村田礼央さん
「(新聞作りをすることで)表現する力がすごく身についてる」阿室小中学校エコクラブ発起人 かごしま環境未来館事業課
専門嘱託員 岩切敏彦さん
「残すべき自然や文化に価値を見出して、残したいと思う未来を子どもたちが作ってほしい」

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
