大笠利わらぶぇ島唄クラブの未来ノート
奄美大島の伝統的な民謡「島唄」
唄っているのは奄美市笠利町の子どもたちです。今回、未来への思いを綴るのは、「大笠利わらぶぇ島唄クラブ」の皆さん。
奄美大島の北部にある笠利町。
島唄が盛んなこの町で、毎週土曜日の夜、練習が行われています。「大笠利(おおがさり)わらぶぇ島唄クラブ」。
奄美大島の方言で “子どもたち”を意味する“わらぶぇ”。
このクラブでは、地域の大人たちが、地域の小学生、中学生に「島唄」を教え、その伝承に取り組んでいます。このクラブのOGで、講師の肥後 智子さんです。
講師代表 肥後智子さん
「祖父が(島の)方言を子どもたちに残すにはどうしたらいいか。『島唄を教えたらどうだ』と言うので」奄美大島の自然や文化、暮らしを独特の方言で唄う「島唄」
練習では、およそ20曲をひたすら歌い続けます。別府拓音さん 笠利中2年
「(島唄クラブで)唄をたくさん唄うところ(が楽しい)」肥後琴巴さん 笠利中2年
「(方言は)わかってないことが多いけど、お母さんから聞いたりして楽しい」島の方言を残したいと始まった島唄クラブ。
発足から42年、世代を超え今も尚、受け継がれています。講師代表 肥後智子さん
「島唄が上手な子を育てるためのクラブではない。島を離れたときに島唄が心の支えに。そういう気持ちを育む場所として守っていきたい」

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
