中間棒踊り保存会の未来ノート
郷土芸能が育むふるさとへの愛 中間棒踊り保存会
テンポよく、木製の棒を打ち合う子どもや大人。
実はこれ、地域伝統の踊りなんです。今回、未来への思いを綴るのは「中間棒踊り保存会」の皆さんです。
鹿児島市宇宿の中間地区に百年以上前から伝わる、中間棒踊り。
五穀豊穣を願って、地域の神社へ奉納されてきた踊りです。
この日は、数日後のイベント本番へ向けての練習が行われていました。
「これでは力が入りにくいでしょ?」練習に集中しすぎるあまり、こんなことも・・・。
「棒がバコーンって当たって破けました!」
およそ50年前に発足した、中間棒踊り保存会。
長年、担い手不足に悩まされていました。
そこで、2001年から始めたのが、小学校で踊りを伝える取り組みです。メンバー 森田聡さん
「古くから伝わる思いや気持ちを、子どもたちが次の世代に残していってほしいなと思います。」野﨑逢空(あいく)さん・向陽小6年
「今まで受け継がれてきたから、これからも受け継いでいかないといけないし、その一人になれたことがとても嬉しいと思っています。」今では、保存会と子どもたちが一緒に地域のイベントに参加。
これは、地元の人にとっても嬉しい出来事のようです。地元住民
「踊る人の人数も増えてきて、とっても上手でした。見入ってしまいました。」芥川大志さん・向陽小5年
「練習している時、ちゃんと出来るか心配だったんですけど、踊れたのが良かったなと思いました。やっぱ残していきたいですね。将来、保存会に入ってみんなに教えていきたいです。」

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
