NPO法人いかす・つなぐ入来空き家再生プロジェクトの未来ノート
日本遺産の町で空き家をリフォーム 地域おこし NPO法人いかす・つなぐ入来空き家再生プロジェクト
薩摩川内市入来麓(さつませんだいし いりきふもと)。
美しい町並みが今も残るこの地区は、薩摩の武士が生きた町として日本遺産に登録されています。
歴史に彩られたこの町で問題になっているのが「空き家」。住民の高齢化と人口流出が原因です。そんな「空き家」をリフォームして地域活性化につなげようとしている人たちがいます。
今回、未来への思いを綴るのは、NPO法人いかす・つなぐ入来空き家再生プロジェクトの皆さん。空き家の再生に取り組むのは、地域コミュニティの役員、会社員、主婦など入来麓の住民10人です。この日は10年ほど空き家だった住宅の掃除と、リフォームに向けた室内の下見です。
プロジェクトの理事長・中川 功(なかがわ いさお)さん。
東京からの移住者です。
「12年前に、すぐそこに空き家があったんで、移住してきたんですよ。
そいでみんなの話なんかを聞いてると「空き家」が、いっぱい出来たと、誰も何もしないと、困ったと、じゃあ僕に、やってくれということになって始めたんです」ここはプロジェクトでリフォームした第 1 号の建物。築 100 年の空き家を再生し、憩いの場やレンタルスペースとしても活用しています。今、手掛けている空き家は、 歴史的な建物が並ぶ「伝統的建造物群保存地区」。 リフォームにも制限がかかります。
プロジェクトの理事長・中川 功(なかがわ いさお)さん。
「景観だけは、良くしたいよねというみんなの思いがあるので、色々と出来ることを組み立てていきたいと思います。」入来麓にある空き家は、現在7軒。
プロジェクトが目指しているのは住民の憩いの場、そして、観光客の休憩所などに空き家を活用することです。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
