NPO法人 徳之島虹の会とシロアゴガエル・バスターズの未来ノート
世界自然遺産の島で特定外来生物の駆除活動 NPO法人 徳之島虹の会とシロアゴガエル・バスターズ
「あごが白い!これ、シロアゴ(カエル)じゃないですか?」
「シロアゴ(カエル)だね。 」
シロアゴガエル。
東南アジア原産、環境省指定の特定外来生物です。
去年5月、徳之島で初めて確認されました。
今回、未来への思いを綴るのは、 NPO法人 徳之島虹の会とシロアゴガエル・バスターズの皆さん。
「徳之島」は、鹿児島市から南へおよそ 470 キロ、奄美群島にある世界自然遺産の島です。
その生態系が、今、シロアゴガエルによって脅かされているんです。そこで、自然保護活動に取り組む「徳之島虹の会」が、島内の子どもたちに呼びかけて始めたのが、シロアゴガエルの卵を駆除するプロジェクト。
その名も、シロアゴガエル・バスターズです。「あっ。卵がついてる!」
泡状の塊の中には、現在、島にいる在来種の 2 倍!およそ、400 個の卵が入っています。
成長が早く、繁殖力が強いため、 わなを仕掛けて卵を採取、駆除しています。理事長 政武文さん
「世界自然遺産となったんですが、この自然環境を保全するにあたりましては、課題が発生してますよと、広く知っていただく普及啓発活動の一環として、児童・生徒たちに参加していただいてます。」参加した小学生
「 在来種が大変なことになるから、外来種を減らしたいという思いで、やりました。」参加した保護者
「駆除をするのが目的なんですけど、生き物に対しての興味とか、広がってきたような気がします。」子どもたちが参加する、シロアゴガエルの駆除活動。
環境を守り、自然の大切さを未来へ繋いでいきます。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
