SAN楽LABOの未来ノート
高校生と地域住民による未来のまちづくり SAN楽LABO(さんがくラボ)
出水市にある塗装会社の事務所。
「こんにちは。」
そこへ集まってきたのは、地元の高校生たち。
「知らない人と隣同士だと気まずくない?」
「いいじゃん。いいじゃん。面白いじゃん。」
大人も加わって、何だか温かい雰囲気です。
今回、未来への思いを綴るのは「SAN楽LABO(さんがくラボ)」の皆さんです。
高校生の居場所作りを目的に結成された、SAN楽LABO。
きっかけは、出水市の高校生からあがった、こんな意見でした。
出水高校2年・山口凛々子さん
「小学校には、児童クラブって感じで学童がある。高校生にも、そんな感じで放課後に集まって、遊んだり勉強したりするところがあればと、元々思っていた。」
高校生たちが、気軽に集まれる場所を作りたい・・・。
そこで立ち上がったのが、町の人たち。
地元の塗装会社やカフェなど、高校生が放課後に家庭以外で安心して過ごせる場所を、日替わりで提供しています。
今では、自習や遊びよりも、メンバーとの会話を楽しむ高校生が増えてきました。
出水商業高校3年・植木隆斗さん
「大人は人生の先輩だから、自分のためになる話も聞くことができるし、新しい考え方とか見えてくるから勉強になる。」
メンバー 重藤和徳さん
「僕が、今まで失敗してきたこととか少しでも伝えて、彼ら彼女らの人生がより良くなればいいな、という思いがありますね。」
8月には、子ども食堂の運営に興味があった高校生が、町の人と協力したイベントを開催するなど、高校生と地域の力がひとつに重なろうとしています。
メンバー 山下優香さん
「こうやって高校生が活躍している中で、応援したいな、自分もやってみたいなって、高校生も大人も垣根を越えて、出水が盛り上がっていくと思っています。」

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
