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かごんま未来ノート
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第139回「地域の郷土芸能 無形民俗文化財を未来へ伝承 鎌手継承隊 (かまんて けいしょうたい)」

  • 鎌手継承隊の未来ノート

  • 地域の郷土芸能 無形民俗文化財を未来へ伝承 鎌手継承隊(かまんて けいしょうたい)

    「サァサァサァ。」

    農作業に使う、カマとクワに見立てた棒をぶつけ合う、勇壮な郷土芸能。
    実はこの踊り、一時、途絶えようとしていました。

  • 今回、未来への思いをつづるのは「鎌手継承隊」の皆さん。

  • 鹿児島市谷山地区にある、玉利集落。
    この地で30年程前まで行われていたのが、無病息災や豊作を祈る、玉利鎌手(かまんて)踊りです。
    当時のことを知る人が少なくなるなか、谷山地区で働く人の中からこんな動きが。

  • 鹿児島情報高校 教諭 道宮義博さん
    「指導を受けて復活するというのは、今しかできないので。」

  • かつての鎌手踊りを知る方々の助けを借りて、おととし、ついに復活。
    さらに、未来へ受け継ぐため思いを託したのが、自身が教師として勤務する鹿児島情報高校の生徒たちでした。
    すると、踊りたいという希望者が続々と!
    鎌手継承隊を結成することができたのです。

  • 時には、かつての踊り手で、玉利鎌手踊り保存会 顧問の米玉利一義さん(81)の姿も。

  • 高校生のメンバー
    「最初見たときはできそうだなと思ったんですけど、やってみると凄い早くて。」

  • 多くの人に地元の郷土芸能を知ってもらおうと、老人介護施設などに出掛けることも。
    衣装は、およそ50年前に作られた物を譲り受けました。

  • 観客
    「伝統として残していってもらいたいと思いますね。」

  • 鹿児島情報高校 教諭 道宮義博さん
    「上級生が下級生に教え、さらにその先に下級生に教えるというような形で、伝承していければぁなと思っています。」

  • 次の世代へ受け継がれていく、地域の伝統。
    カマとクワの響く音は、これからも谷山の地で受け継がれていくことでしょう。