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第136回「地域に伝わる郷土芸能を未来へ 小山田町太鼓踊り保存会」

  • 小山田町太鼓踊り保存会の未来ノート

  • 地域に伝わる郷土芸能を未来へ 小山田町太鼓踊り保存会

    小山田太鼓踊り。
    豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、島津義弘が武士たちの士気を高めるために始めたと言われる、鹿児島市小山田町に伝わる郷土芸能です。

  • 今回、未来への思いを綴るのは「小山田町太鼓踊り保存会」の皆さん。

  • 鹿児島市の北部。
    「小山田町太鼓踊り保存会」は、戦後、途絶えていた「小山田太鼓踊り」を昭和 40 年に復活させ、保存と継承に取り組んでいます。

    地元の小学校での伝承活動もその一つ。

     

  • 小山田町太鼓踊り保存会 会長 宮原幹男さん
    「我々も高齢化して継承が難しい。やがては、保存会で踊って貰いたいという思いで、今は一生懸命やってます。」

  • 小山田小学校では、 5 年生になると「太鼓踊り」を習います。
    保存会も顔負けの踊りっぷりには、ある秘密が!

  • 鹿児島市立小山田小学校校長 野元忠久さん
    「子どもたち同士で教えてると思いますよ。郷中教育じゃないですけど、縦のつながりで。6 年生がリーダーになって、次の 5 年生のリーダーを育てて一緒に踊るというのが、踊れる秘訣になっているんじゃないかと思いますけどね。」

  • 小山田小6年 森田彩友(あやと)さん
    「ずっと受け継がれて来てて、僕、嬉しい気分です。」

  • 小山田小6年 奥脇佐和さん
     「独特なリズムとかが合わさって、とても良い伝統だと思います。何年後も太鼓踊りを受け継いでほしいと思います。」

  • 小山田町太鼓踊り保存会 会長 宮原幹男さん
    「昔は、仕事をするにしても機械もない車もないから、 みんなで力を合わせるしかなかったんだよね。 郷土芸能は、そういう所だったんじゃないかなあと思います。」

  • 伝承活動をはじめて 20 年!
    子どもたちは、運動会やお祭りで、踊りを披露しています。
    地域に伝わる郷土芸能は、未来へと受け継がれていくことでしょう。