小山田町太鼓踊り保存会の未来ノート
地域に伝わる郷土芸能を未来へ 小山田町太鼓踊り保存会
小山田太鼓踊り。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、島津義弘が武士たちの士気を高めるために始めたと言われる、鹿児島市小山田町に伝わる郷土芸能です。今回、未来への思いを綴るのは「小山田町太鼓踊り保存会」の皆さん。
鹿児島市の北部。
「小山田町太鼓踊り保存会」は、戦後、途絶えていた「小山田太鼓踊り」を昭和 40 年に復活させ、保存と継承に取り組んでいます。
地元の小学校での伝承活動もその一つ。
小山田町太鼓踊り保存会 会長 宮原幹男さん
「我々も高齢化して継承が難しい。やがては、保存会で踊って貰いたいという思いで、今は一生懸命やってます。」小山田小学校では、 5 年生になると「太鼓踊り」を習います。
保存会も顔負けの踊りっぷりには、ある秘密が!鹿児島市立小山田小学校校長 野元忠久さん
「子どもたち同士で教えてると思いますよ。郷中教育じゃないですけど、縦のつながりで。6 年生がリーダーになって、次の 5 年生のリーダーを育てて一緒に踊るというのが、踊れる秘訣になっているんじゃないかと思いますけどね。」小山田小6年 森田彩友(あやと)さん
「ずっと受け継がれて来てて、僕、嬉しい気分です。」小山田小6年 奥脇佐和さん
「独特なリズムとかが合わさって、とても良い伝統だと思います。何年後も太鼓踊りを受け継いでほしいと思います。」小山田町太鼓踊り保存会 会長 宮原幹男さん
「昔は、仕事をするにしても機械もない車もないから、 みんなで力を合わせるしかなかったんだよね。 郷土芸能は、そういう所だったんじゃないかなあと思います。」伝承活動をはじめて 20 年!
子どもたちは、運動会やお祭りで、踊りを披露しています。
地域に伝わる郷土芸能は、未来へと受け継がれていくことでしょう。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
