NPO法人こどものけんちくがっこうの未来ノート
「『ものづくり』で建築の魅力を学ぶ NPO法人こどものけんちくがっこう」
「ここが露天風呂でしょ。」
「すご!大規模じゃん、この家。 」
露天風呂付きの住まいの設計図。
実はこれ、作ったのは、何と中学生なんです。今回、未来への思いを綴るのは 「NPO法人こどものけんちくがっこう」の皆さん。
こどものけんちくがっこうは、鹿児島大学と地元工務店が共同で企画した、建築教育プログラム。
小学3年生から中学生を対象に、住まいの模型や家具など”ものづくり”を中心にした授業を行っています。
理事長 鷹野 敦(たかの あつし)さん
「ピアノとかそろばんみたいに、習い事として、子どもたちが建物のこととか住環境、街のことを楽しく学ぶ学校になります。」発起人の鷹野敦さん。
以前、ヨーロッパで生活していました。
そこで、感銘を受けたのが、暮らす人たちの街や建物への意識の高さ。
それは、子どもの頃からの「学び」にあると知り、帰国後、大学で「こどものけんちくがっこう」を開きました。
理事長 鷹野 敦(たかの あつし)さん
「3年生4年生の子たちは、楽しく建築に触れて貰うというコンセプト。
で、5・6 年生になると、ちょっとレベルを上げてですね、少し論理的な部分。
中学生になるとかなり本格的で、大学生が最初にやるくらいのレベルの授業を深めていくと。」小野颯仁(りゅうと)さん(鹿児島大学附属中1年)
「建築について、今まで知らなかったことを深く学べるということと、自分の手で動かして、実際、体験できるという所です。 」教えているのは、建築学を専攻する大学生と高校生。
その中には、こどものけんちくがっこうの卒業生が!
木山瑠菜さん(第一工科大学 建築デザイン学科)
「ここで学んで、将来は建築士になろうと思ったので、ここが、人生の中で変えてくれた存在かなと思ってます。 」開校して8年。
建築の魅力に触れ、街や建物に興味を抱く人材を育んでいます。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
