鹿児島まぐろ同友会の未来ノート
出前授業でまぐろ漁の後継者を育成 鹿児島まぐろ同友会
「よーい スタート。」
掛け声と共に、子どもたちが一斉に綱を引きます。
その先には、なんと「まぐろ」の作り物。
重さ25㎏!
実は、こちら、まぐろ漁の後継者を育てる授業なんです。
今回、未来への思いを綴るのは、「鹿児島まぐろ同友会」の皆さん。
全国有数の遠洋まぐろ漁業の町、「いちき串木野市」。
鹿児島まぐろ同友会は、この町の若手が中心となって、遠洋まぐろ漁業の次の担い手を育てています。
地元の小学校で定期的に開いている、「まぐろ普及出前授業」もその一つ。
(会長 上夷和輝さん)
どうやったら、この美味しいまぐろを、また、この伝統漁法をですね、 伝えていけるかと。
出前授業をやろうと。日本伝統の「はえ縄漁」のやり方やまぐろの種類など、子どもたちにまぐろ漁の基礎を教えていきます。
出前授業で、ひときわ盛り上がるのがこちら!
その名も、「TUNA(つな)引き大会」。
「はえ縄漁」を模擬体験しながら、誰が一番早く引き上げられるかを競うんです。
そして、お待ちかね。
試食タイム。この日、振る舞われたのは、キハダマグロの刺身です。
「おいしいです。」
「おいしいです!」
「 うまい!」
(井上一水さん・串木野小5年)
こんな経験ができるのは、ここでしかないと思うので、本まぐろの事をみんなに伝えられたらなあと思います。
(会長・上夷和輝さん)
串木野に住んでいる以上は、 分かって貰って発信して貰えれば。
もちろん、地元の子どもたちが、この遠洋まぐろ漁船に乗ってもらえれば一番ありがたいことだし。
明治時代から代々受け継がれてきた、まぐろ漁。
その魅力を、子どもたちに伝える活動は続きます。
そう、泳ぐ事をやめない「まぐろ」のように。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
