目的のない買い物
1990年5月5日 に 始まった ナマ・イキVOICE
先日の放送で35年目に入り
今年も Veda Sultenfuss さんのケーキとともに
"番組誕生日" をお祝いしました
「 声なき声がねむってる 」
ジャングルの中にねむる声なき声を探しにいけたらー。
この一年のテーマも改めて
みんなで確認した回になりました
そんな記念の日に放送したのは
本の街 東京・神保町 を旅して知った
本を通じて交流がうまれる空間のこと。
本が好きな人もあまり読まない人も
みんながそれぞれのきっかけと理由で
本の世界を楽しんでいて
そんな場所があることの大切さを感じました
わたしも小さいころから読書が好きで
今までたくさんの本に助けてもらっていて
小学校の図書室には毎日のように通って
大人になったいまも 気持ちが疲れたときは
無意識のうちに本屋さんに向かいます。
この本を買おう!って気合いを入れて
買いに行くわけじゃないけど
ふらーっと立ち寄った棚に
なにか惹かれる一冊があって
その本が心の栄養になってくれることが多くて
ページをめくるだけで
全く知らない世界にとびこめる幸せ
目的のない買い物だから出会える発見
そういうのがある気がします
先日中継でお世話になった
鹿児島市名山町 の 古書リゼット でも。
その名も「おみくじ本」
どんな本が入っているか中身はわからない
まさにおみくじみたいな本
わたしが引いたのは
清水義範さんの『 河馬の夢 』
人間のいやな部分をぬるっと刺してくるような
不思議な気持ちよさがあって 1日で読み切りました
しかもその中にはこんなページも。
本の中のひと言にマーカーが引いてあって
それがお告げなんだそうです
「真面目なばっかりじゃダメよ。」
胸に留めます