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井村先生のぼうさいの時間
「防災をマナブ」(2021年3月まで放送)の情報も掲載しています

【動画】東日本大震災 震度・マグニチュードの意味は?

鹿児島大学の井村隆介 准教授とともに防災に関するさまざまな知識を深める「井村 隆介准教授の防災をマナブ」です。

2011年に巨大な津波が起きた東日本大震災から3月11日で10年となります。

地震の基礎知識を通して東日本大震災がどれだけの規模の地震だったのかを学びます。

(2021年2月11日 放送)

※動画および写真記事でご覧いただけます

【動画】

 

テーマは「地震の大きさ・揺れ」

●気象予報士・渡司陵太
2021年は東日本大震災が起きてから10年となります。今回は何を学ぶんでしょうか?

●鹿児島大学・井村隆介准教授
東日本大震災は東北で起きた地震で、1000キロぐらい離れたところの地震なんです。地震の基礎知識として、今回は地震の大きさ・揺れを学んでみたいと思います。

薩摩川内市消防局・防災研修センターです。

「震度」とは?

過去の地震を再現できる地震体験装置があります。
東日本大震災では震度7が観測されました。

●気象予報士・渡司陵太
そもそもこの震度とはどういうものでしょうか?

●鹿児島大学・井村隆介准教授
地面の下で地震が起こって、そこから出た地震波が地表を揺らして、その時の揺れの強さを表したものが震度ということになります。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
日本の場合は0から7まで、震度5・6は弱と強とわかれていて10段階で震度は表現されています。日本の場合は震度7以上の揺れの強さはありません。

震度7の地震でも違いが…

では、東日本大震災はどんな揺れだったのでしょうか?

●気象予報士・渡司陵太
揺れが大きくなってきました

揺れは大きくなったり、小さくなったりを繰り返しながら、長く続きます。

●気象予報士・渡司陵太
まだ揺れますね、長い。

体験装置の揺れは90秒、続きました。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
実際の東日本大震災をもたらした地震は3分ぐらい揺れ続けています。揺れそのものから命を守ることを考えなければならない揺れでした。

今度は同じく最大震度7だった2016年の熊本地震を体験します。

●気象予報士・渡司陵太
おっと、すごい!

こちらは10数秒でおさまりました。

同じ震度7ですが、2つの地震の違いはどこにあるのでしょうか?

●鹿児島大学・井村隆介准教授
東日本大震災に比べると、熊本地震は近くで起きた地震(震源が近い地震)の特徴が出ています。揺れている時間が短いですね。
地震の規模「M(マグニチュード)」が違うんです。

「マグニチュード」が違うと どうなる?

照明器具を例に簡単な実験を行いました。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
東日本大震災はM9.0
熊本地震はM7.3
おおよそ2違うんですけど…

地震としてのエネルギーが1000倍違ったことを意味します。

この地震のエネルギーをにたとえてみます。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
2つのLEDの照明があります。面積が違うので、照らしている明るさが全然違うことになります。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
小さな地震は、小さな面積の断層しか壊れないのでマグニチュードが小さい。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
大きな地震は、大きな面積の断層が壊れるのでエネルギーが大きいことになります。

2つの照明を比べてみました。

照明の近くではどちらも同じくらいの明るさで照らしていますが、光から離れると…

●鹿児島大学・井村隆介准教授
これが小さいライトだけで照らされた渡司さん。

●気象予報士・渡司陵太
やや暗いですね。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
今度は大きなライトだけにしてみます。

●気象予報士・渡司陵太
明るいです。
 

明るさに差が出ました。

光が大きいほど離れた場所でも明るい。

 

つまり地震が大きいほど離れた場所でも揺れが大きくなるのです。

東日本大震災では遠く離れた県内でも震度1の揺れがあり、最大で152センチの津波も観測されました。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
熊本地震が1000発同時に起こったのが、東日本大震災と考えてもらえればいいかと思います。

知ってるようで知らない、地震の基礎知識。
私たちの防災を考えるための第一歩といえそうです。

(2021年2月11日 放送)

 

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