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井村先生のぼうさいの時間
「防災をマナブ」(2021年3月まで放送)の情報も掲載しています

地震が起きるメカニズム

鹿児島大学の井村 隆介准教授とともに防災に関する知識を深める「井村 隆介の防災をマナブ」です。

今回は、地震のメカニズムについて学びます。

今回のテーマは「地震のメカニズム」


●気象予報士・渡司陵太
日本列島で起きた地震、主なものを見てみますと、本当に全国各地で地震がありますね。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
ここには、みなさんがよく覚えているような地震が見られるんですけど、きょうは地震の起こり方について勉強したいと思います。

地球の表面にあるプレート

地震はどう起こるのか?

まずは地球をサッカーボールに見立てて考えてみます。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
サッカーボールがありますが、この表面、いくつもの部分に分かれていて、サッカーボールの表面が作られているのがわかるかと思います。
 

●鹿児島大学・井村隆介准教授
​地球の場合は、その表面が一枚一枚のプレートと呼ばれるもの(岩盤)で構成されているんですね。

地球の表面は、たくさんの布を縫い合わせてできたサッカーボールと同じように、プレートと呼ばれる岩盤が組み合わさってできています。

日本付近には4つのプレートがあり、これが地震の元となっているそうです。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
このプレートがある方向に寄っていって、隣のプレートにぶつかったり…

●鹿児島大学・井村隆介准教授
離れていったり…

●鹿児島大学・井村隆介准教授
すれ違うという現象が表面で起こっています。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
プレートの動きによって火山活動があったり、地震活動があったり、様々な地球表面の現象が起きていることになります。

プレートの動きで地震が起きる理由

では、「プレートの動き」がどのように地震につながるのでしょうか?

大学で使われていたチョークを、地球の地面に見立てて実験をしました。

このチョークに両端から力を加えます。

●気象予報士・渡司陵太
チョークが地面だと思ったらいいんですね。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
そうですね。岩盤だと思ってください。
チョークを押さえるものがプレートだということですね。

プレートの動きで力を受けたチョークはどうなるのでしょうか?

●鹿児島大学・井村隆介准教授
少し小さな崩れがあります。
普段から押されることによって、少しずつ壊れているんですね。
小さな地震ということになります。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
さらにじわっと進めていくと、大きく割れました。

●気象予報士・渡司陵太
ヒビが一気に大きくなりましたね。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
壊れてしまいましたけど、今のが大きな地震ということになります。

●気象予報士・渡司陵太
チョークのヒビや崩れが、ひとつひとつの地震につながっていることになるんですね。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
そうですね。1個ずつパキッ、パキッと割れるのがすべて、私たちは地震の波として感じて、揺れを感じるわけですよね。

鹿児島県の近くにもプレートの境界が…

プレートの動きで常に力を受けている地球の地面。

 

鹿児島県付近は、2つのプレートの境界にあって、チョークと同じように圧力がかかっている状態です。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
九州付近ではユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込むことによって、いろんな地震が起こっています。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
みなさんよくご存知なのは、境界付近で起こるプレート境界地震と呼ばれるものですね。
南海トラフの巨大地震というのは、まさにこの地震で、海の下で地震が起こりますので、津波の発生が心配される。これがマグニチュード9の地震を起こすんじゃないかといわれている地震になります。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
一方で、内陸地震というユーラシアプレートの中で起こる地震もあります。

​●鹿児島大学・井村隆介准教授
これは人が住んでいる所の非常に浅い所で起こるので、マグニチュードが小さくても大きな地震になる可能性がある地震で、熊本地震がまさにそういう地震だったわけです。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
鹿児島県でも1997年に北薩の地震でマグニチュード6を超える地震が立て続けにあったことで良く知られていると思います。

今こそ、備えるべき

プレートの境界が近くにあって、地震のリスクをかかえる鹿児島県では、いつ地震が起きてもおかしくありません。

 

だからこそ井村准教授は、地震のない静かなときほど地震に備えるべきだと訴えます。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
鹿児島県は近年、大きな地震が少なく、静かな中に今の私たちはいるわけです。
でも、静かな状況で自然は次の地震の準備をしているわけです。

●鹿児島大学・井村隆介准教授
私たちは静かな間にこそ、次の地震、自然が起こそうとしている地震に対してどう対応するのかということを、今こそ私たちは考えておかなければならない。

(2019年2月7日 放送)

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