薩摩ぼっけもん&Naughtyの未来ノート
車いすバスケの楽しさを伝えたい 薩摩ぼっけもん&Naughty
コート上の格闘技とも呼ばれる、車椅子バスケットボール。
通称「いすバス」。競技用の車椅子を巧みに操作しながらプレーする様は、まさに圧巻です。
今回、未来への思いをつづるのは「薩摩ぼっけもん」と「ナフティー」の皆さん。
鹿児島市を拠点に、一緒に練習している2つのいすバスチーム。
こちらは、「薩摩ぼっけもん」。
普段から車椅子で生活しているメンバーです。一方、「ナフティー」のみなさんは?
(ナフティー副キャプテン 小嶋良祐さん)
ナフティーは今、完全に健常者のチームでしてます。「薩摩ぼっけもん」の発足当時、県内には 「いすバス」のチームは1つしかありませんでした。
そこで、練習相手として発足したのが「ナフティー」なんです。医療従事者を中心に構成されています。
(ナフティー副キャプテン 小嶋良祐さん)
始めたころは、障がいが重かったりする選手に全く手も足も出なくて。(薩摩ぼっけもん 上村英俊さん)
一緒にこうやってできるスポーツというのが、珍しいですよね。「車椅子バスケは、みんなが楽しめるスポーツ」
これを広める事が、みなさんの夢なんです。実現に向けて、両チームは一緒に、学校などで体験授業を行ってきました。
こうした活動は、障がいを持つすべての人たちの励みにもつながるのではと話します。
(薩摩ぼっけもん 上村英俊さん)
元々健常者だったので、車いす生活になった時は外に出たくても怖くて出なかったんですけど、障がい者の人たちが出かけるきっかけ作りになったら良い。今年は、国体と共に全国障害者スポーツ大会が鹿児島で開催されます。
まさに、理解が進むチャンスの年です。(薩摩ぼっけもん 上村英俊さん)
少しでも競技人口を増やして、みんなで仲良く長生きできるようにしていったら良いかなって思いますね。障がいの有無や男女を問わず、一緒に参加できる大会が増えている「いすバス」。
こうした多様性への理解と共感が、「障がい者スポーツ」の未来を明るく照らしているんですね。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
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