劇団いぶきの未来ノート
地域に演劇の楽しさを伝えたい 劇団いぶき
演じているのは、地元の人たち。
それに見入るのも地元のお客さん。
3年ぶりの公演です。
今回、未来への思いをつづるのは「劇団いぶき」の皆さん。
南九州市知覧町で発足した、この劇団。
46年間続くこの活動は、郊外の町に演劇文化を根付かせました。
3年ぶりとなる今回の公演。
東京から来た主人公とその家族が、亡き妻の故郷「知覧」を舞台に、心温まる話を繰り広げます。2時間ある芝居の台本は、オリジナル。
さらに、劇中の音楽や歌も自作で、生演奏なんですよ。
もちろんセットや小道具も手作り。
こだわりがスゴいんです!(劇団いぶき代表・宮原俊郎さん)
人材というか才能というか。
田舎にも、そういう人たちがいっぱい埋もれていますよ。幅広い年代が所属している「劇団いぶき」。
地元の高校には演劇部が無いため、若い世代も活躍の場を求めてやってきます。
(メンバー・前田浩幸さん)
高校生にこういう場が有るっていうのは、すごくいいですよね。
上京して、プロの声優や舞台俳優になった元団員もいます。いよいよ本番当日。
公演を待ちわびたお客さんがこんなにたくさん!
2日間とも満員御礼。
メンバーたちの熱量は、地元の人たちにも十分伝わっていました。
(公演を見に来た人)
最高でした。
もう、涙が出てくるぐらい素晴らしかったです。(劇団いぶき代表・宮原俊郎さん)
劇団の芝居のレベルは負けないですし、がんばっていきたいですね。演劇文化を未来に残していく。
メンバーたちの情熱が受け継がれるかぎり、舞台の幕が下りることはありません。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
