NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会の未来ノート
ふるさとの自然を未来に残す NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会
桜島のとなりにぽっかり浮かぶ小さな島、「新島(しんじま)」。
今回は、かつて無人島だったこの島が舞台です。今回 未来への思いを綴るのは、
「NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会」の皆さんです。島に降り立ったのは、会のメンバーたち。
元島民の東ひろ子さんが中心となって、新島の整備に当たっています。
島にはかつて、およそ250人が暮らしていました。
しかし、生活が不便なことから徐々に人口が減っていき、2013年には無人島に。
自分のふるさとがなくなってしまう…。
かつてこの島に住んでいた東さんが動きました。
(NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会 副理事長 東ひろ子さん)
子どもの頃は、勉強はせずに五社神社に遊びに来ていた感じで。
私たちは「お宮さん、お宮さん」と言って。
(NPO法人ふるさと再生プロジェクトの会 副理事長 東ひろ子さん)
五社神社を再建するために、ボランティア活動が始まったんです。
東さんにとって、神社再建は悲願でした。
2014年、会が発足し活動は本格化します。
会の動きに、東さんの妹夫婦が決断しました。
なんと島に移住してきたのです。
新島は、6年ぶりに人が住む島になりました。
(東さんの妹 佐々木和子さん)
新島が子どもや大人の癒しの場になるのなら、キバらんとねって。2015年に神社の改築は完了し、再建も一段落。
今は、島の環境保全などを進めています。
こうした活動に、自治体も反応しました。
今では、子どもたちのサバイバル体験など、環境教育の場にもなっているんです。無人島に新たな息吹が宿り、新島の未来が輝き始めたようですね。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
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