第203回「地域の防災意識向上と無火災を願うはしご乗り　指宿市消防はしご隊」

夜の消防署に多くの人の姿が！
これからなにが始まるんでしょう？

今回、未来への思いをつづるのは「指宿市消防はしご隊」の皆さん。

2019年に結成された指宿市消防はしご隊、通称「ゐぶみ組」。
毎年1月初旬に開かれる「消防出初め式」でその技を披露しています。

現在50人程の隊員は大半が消防団の有志の皆さん。
参加を希望する消防署職員も一緒になって練習に励んでいます。

中には 女性隊員の姿も。

指宿市消防はしご隊　隊長　今林幸二さん
「みんな仕事を持っているなか、仕事上がりに練習に来て
大変だけど活動を続けている」

14人の隊員で支えるはしごの高さはなんと7メートル。
その上で披露する技は火事場を探す所作などが盛り込まれていて
火災が起こらないよう願いも込められているんです。

指宿市消防はしご隊 隊長 今林幸二さん
「出初式に来たこどもがはしご演技を見て
『将来ああいうことをやってみたい』と思ってくれたら一番」

消防活動に関心を持ってもらい防災への意識を高めて欲しい。
そんな思いで練習を続ける隊員の皆さん。

地域の伝統となるよう挑戦は続きます。