鹿児島県立短期大学 お茶育研究会の未来ノート
「かごしま茶」の魅力を伝える 鹿児島県立短期大学 お茶育研究会
去年、荒茶の生産量が、初めて日本一となった鹿児島県。
そんな「かごしま茶」の魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと、活動を続けているグループがありました。「はんず茶の試飲、いかがですか?」
今回、未来への思いをつづるのは「鹿児島県立短期大学 お茶育研究会」の皆さん。
「こんにちは」
この日、イベント会場でお茶の試飲ブースを設けていたのは、県立短大生からなるメンバーの皆さんです。
20年前から、学校の内外でお茶の授業やお茶を飲む機会を作ったり、お茶を使ったメニューを考え自分たちで調理し、SNSで発信したりするなど、かごしま茶の魅力を伝え続けてきました。
部長(取材当時) 杉薗千波さん
「あったかいお茶を飲むとホッとするし落ち着くのが、一番お茶のいいところだと思ってて。」「お茶ください。」
この日、彼女たちが振る舞っていたのは、昔ながらの製法で作る、珍しいかごしま茶でした。「はんず」と呼ばれる水瓶を熱し、その中で茶葉を煎ってつくる「はんず茶」です。
メンバー 久冨木万恵さん
「松元と日置地域で昔から作られていて、最近作ってる方がすごく減っているので。」はんず茶の文化を残していきたい。
そんな思いで、数少ない生産者の方と協力しながら伝えていっています。
はんず茶生産者 新福健ニさん
「こんぐらいのお茶の色が出てくれば、ヨカち思うけど。」
「こういう若い人たちが、どんどんどんどん広めていってもらえれば、うれしいかな~。」
顧問 木下朋美助教
「かごしま茶って、たくさんのお茶の種類を作っていますし、学生たちがかごしま茶の魅力を広めていってくれたらいいなと思っています。」若い世代による、かごしま茶の魅力を伝え続ける活動は、これからも続きます。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
