いにしえの伝統楽器の音色を未来へ 青葉の笛 同好会 結心
「おはら節」のメロディー、伝統楽器「青葉の笛」のやさしい音色が響きます。
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今回、未来への思いを綴るのは、青葉の笛 同好会 結心(ゆい)の皆さん。
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「青葉の笛」。
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平安時代、源平(げんぺい)の戦いで命を落とした笛の名手、平 敦盛(たいらの あつもり)が愛用していた横笛です。
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霧島市の日枝(ひえ)神社に自生している、青葉の竹から作られたと伝えられています。
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そんな由緒ある楽器を、地元の子どもたちに伝え続けたいと結成されたのが「青葉の笛 同好会 結心(ゆい)」です。
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ここは、霧島市の青葉小学校。
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そう。
「青葉の笛」が、校名の由来になっているんです。 -
練習は毎朝行われていて、1年生から6年生まで、大勢の児童が参加しています。
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(代表 黒田幸康さん)
学校名が、実はこの地域に伝わる青葉の笛から来てるという事を知りまして、この笛を吹ける地域の先生に習って、始めたというのがきっかけですね。 -
(児童)
青葉の笛の魅力は、いろんな音が出て楽しいところです。 -
(児童)
世界中の人に知ってもらえるように、広げていきたい。 -
これは、小学校の校章。
青葉の竹が、モチーフになっているんです。 -
そして、3年生の特別授業では、笛の歴史と作り方を学ぶなど、伝統楽器の継承に取り組んでいます。
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(青葉小・教頭 深田健太郎さん)
今、黒田さんを中心に教えて頂いているものが、 将来、青葉小を卒業した子どもたちが「青葉の笛、 今度は自分が教えるんだよー」という形に繋がっていくと、すごくいいなあと思います。 -
県内各地の音楽祭や地元のイベントなどで、演奏を披露している子どもたち。
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いにしえの音色を今に残し、更に未来へと響かせていくことでしょう。
OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について