生後5カ月の事故で脳障害…2時間おきの介護が続く「医療的ケア児」10歳と家族の現実
2026年9月10日(木) 15:00
県内に341人、社会も動き始めた
2025年に県が行った調査では、鹿児島県内で瑛斗くんのような医療的ケア児が341人確認されている。医療の進歩で救える命が増える一方、休みなく続く介護を担う家族のケアが課題となっている。
社会の対応も少しずつ変わりつつある。国は2021年に医療的ケア児とその家族を支援するための法律を施行。鹿児島県も2023年、家族からの相談を受け付ける支援センターを開所した。
目の動きが生み出すアート、そして希望

瑛斗くんが制作した作品
柿内家の壁には個性的な作品が飾られている。これは瑛斗くんの「目の動き」で描かれたアートだ。センサーが目の動きや速さを感知し、線として描き出す「視線入力アート」と呼ばれる手法で、瑛斗くんが6歳の頃に出会った。
祥子さんはこのアートに希望を見出している。「作品に仕上げることで人に見てもらい、グッズにすることで色んな人に知ってもらえたら、私たちもモチベーションになる。この子たちはお金を生むことができないので、就労として収入が得られるためにアートを展開して、資金となる活動ができたらなと思う」
24時間、介護が欠かせない医療的ケア児の存在。支援の輪をさらに広げるために必要なのは、まず柿内さん家族のような日々を、社会が知ることではないだろうか。

















































































































