子猫の保護
子猫に出会うシーズンは、春!
3~5月は、保護される子猫が一番多い季節。
もし子猫が声を張り上げて鳴き続けていても親猫が寄ってこない状況に遭遇したら、
まずは親猫が本当にいないか時間をかけて確認しましょう。
段ボール箱などに入っているなど人為的に捨てられている場合は,警察に連絡しましょう。
助けてあげる場合は,子猫の将来にしっかりと責任を持って保護してあげてください。
(中途半端な気持ちで保護することは,子猫にとっても不幸になります。)
赤ちゃん猫を助けるために
・可能な限り、拾ったその足で獣医さんを受診しましょう。
・体温確保
赤ちゃん猫は自力では体温調節ができません。
放っておくと低体温になり、死んでしまうこともあります。
使い捨てカイロやペットボトルにお湯を入れたものなどで、身体全体を温めて下さい。
・目やに、鼻水が出ているか確認
〝猫風邪″を引いている場合があります。猫風邪はすぐ完治する場合となかなか
完治しない場合がありますが、根気よく治療しましょう。
・子猫用のミルク
絶対に市販の牛乳を与えてはダメ!下痢をして場合によっては、死んでしまうことも。
授乳は乳首の小さな子猫用の哺乳瓶や、スポイドなどを使います。
子猫の気管に入らないように、気を付けて授乳しましょう。
生後2週齢までは、2~4時間おきに。
2~4週齢までは、4~5時間おきに子猫が飲みたがるだけ与えましょう。
・赤ちゃん猫は自力で排泄できません
ミルクを飲ませる前と後に、ガーゼやティッシュなどをぬるま湯につけ軽く絞った
ものでお尻をふいて刺激を与え、排泄を促しましょう。
おしっこは出ても、ウンチはなかなか出ないことがあります。
もし1週間以上3日以上ウンチが出ないときや、ウンチが水っぽいときや出血があるときは獣医さんに相談しましょう。
自力で排泄が出来るようになったら、離乳の時期。離乳食を少しずつ与えて切り替えて。また、自分でトイレが使えるように猫砂の準備をしましょう。
・離乳食(生後3週間)
上下に歯が生え始めます。離乳食の準備をしましょう。
子猫用缶詰や子猫用ドライフードをすりつぶし、ミルクでふやかします。
最初は1日1回なめさせて、ウンチの様子を見て問題なさそうなら徐々に増やして
いきましょう。
生後4週間になると歯もだいぶ生え揃ってきます。
早ければ、この頃から固形ドライフードを食べ始めます。
・子猫が無事に成長したら(生後8週以降)
自分で飼うことができない場合は、新しい家族を探さなければなりません。
動物病院や動物愛護センターに相談し、自分でも責任を持って一生お世話してくれる
里親さんを探しましょう。
監修: 鹿児島県動物愛護センター