南之郷もりあげ隊の未来ノート
今からこの池の水を抜きます。
(参加した男性)
藻の厚さが、ひと掻きでいっぱいだ。(参加した男性)
カゴちょうだい。ありがとう。水を抜いたのは、池の掃除のためだったんですね。
今回、未来への思いを綴るのは、「南之郷(みなみのごう)もりあげ隊」と参加者の皆さんです。
曽於市末吉町南之郷にある、檍(あおき)神社は、地域の人たちにとってかけがえのない場所。
(南之郷もりあげ隊メンバー・佐多美保さん)
自分達世代の人は、子どもの頃に遊んだりとか、思い出がいっぱいあるところ。その思い出の場所も、少子高齢化により、寂しい姿に。
そこで、当時の活気を取り戻そうと結成されたのが、南之郷もりあげ隊です。
(南之郷もりあげ隊 隊長・佐野忠昭さん)
六月灯が30数年途切れていたので、復活をきっかけに、またみなさんに来て頂ける神社になるための活動。その第一歩が、5年前から行っている、小戸池(おどのいけ)の掃除です。
この池は、神社のシンボル。
池を綺麗にする事で、地域の人たちが集まりやすい環境になるのでは、と考えました。綺麗になった池には、六月灯のステージ。
賑わいが戻りました。
(佐多優輝さん・末吉中2年)
こういうところを引き継ぐ人がいないから、自分が引き継いでいきたい。肝心の神社そのものの修復は、まだまだ先になりそうですが、まずは、やれる事から。
綺麗な水面には、大勢の人たちで賑わう、町の未来が映っています。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
