山川の海のゆりかごを守る会
こどもたちが広げているのは 「アマモ」という海の浅瀬に生える草のタネ。
そのアマモがたくさん生えているアマモ場は、
二酸化炭素を吸収するだけでなく
小さな魚や生き物が隠れたり、産卵をしたりすることから、
“海のゆりかご”とも呼ばれています。
今回、未来への思いをつづるのは
「山川の海のゆりかごを守る会」の皆さん。
指宿市の山川地区にある「ちょがみず漁港」。
かつてこの沖合には 国内の南限といわれる貴重なアマモ場がありました。
ところが…
水温の上昇などにより消えたアマモ場を取り戻し
次世代の為にも海の環境を整えたい。
そんな思いで、アマモの再生に向け
地元の若手漁師を中心に動き出しました
山川の海のゆりかごを守る会 副代表 川畑友和さん
「漁業者というのは(魚が)増える環境を作っていくことは義務」
毎年10月頃から アマモの種を挟んだ苗床
通称・アマモマットを海底に設置し再生活動を続けています。
さらにアマモや海の環境問題などを知ってもらうため
タネを選別するイベントなども実施。
この日は子どもたちとアマモマットを作ったあと
サップでアマモ場へ向かい
紙粘土で包んだ種を投げて、一緒にアマモを増やす活動を行いました。
イベント参加者
「植物と生き物が一緒に暮らしていければ
海が豊かになるんじゃないかな」
イベント参加者
「草(アマモ)になって魚が住み始めたら
自分が種まきした所へ行って
魚の観察をしたい」
アマモを再生すると共に
こどもたちへ海洋環境の大切さを伝える活動はこれからも続きます
OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について














