紙よろい作り普及会
多くの家族連れが一心不乱に取り組んでいるのは…
段ボールを使った工作です。
皆さん、何を作っているかというと…
今回、未来への思いをつづるのは 「紙よろい作り普及会」の皆さん。
鹿児島三大行事の1つ「妙円寺詣り」。
日置市伊集院地区を甲冑姿の武者行列が、勇壮に練り歩きます。
そのとき子どもたちが身にまとうのは、段ボールを使った紙よろいです。
地域の伝統を現代に伝えている こちらのグループは
これまで小学校や中学校などで教室を開いてきたほか、
紙よろい作りの指導者も育成してきました。
この日は 日置市と合同で ワークショップを開催。
黒いポロシャツを着たメンバーたちが
子どもや家族に作り方を教えていきます。
実は紙よろいには こんな歴史が。
紙よろい作り普及会 会長 新山淳二さん
「私が(紙よろいを)着たのが昭和37年」
少なくとも70年ほど前にはあったという 紙よろい。
隣のおじちゃんに代わり、メンバーが 昔からの伝統を引き継いでいます。
作業開始からおよそ3時間。
地域に伝わる紙よろいができあがりました。
「妙円寺詣りとかが好きだったので毎年(自己流で)作ってみたけど失敗したので、(ワークショップが)あって良かった」
紙よろい作り普及会 会長 新山淳二さん
「地元、伊集院を忘れないように紙よろい作りが思い出として残れば」
受け継いだ伝統を次世代へ引き継ぐ この取り組み。
子どもたちの一部は 今年の妙円寺詣りに このよろいで参加します。
OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について












