だれやめ狂言『大工の落書』
笑いを交えつつ 庶民の日常生活を描く日本の伝統芸能、狂言。
その狂言を通し 地元のことを伝え続けているグループがありました。今回、未来への思いをつづるのは「だれやめ狂言『大工の落書』」の皆さん。
伊佐市にある郡山八幡神社。
日本最古の「焼酎」と書かれた文字が発見された場所です。
こちらは本殿の一部に残されていた466年前の落書き、「工事の際、一度も焼酎を飲ませてくれなかった」当時の大工さんが愚痴を書いたものと伝えられています。
そのことをモチーフに3年前につくられたのが この狂言です。脚本と演出は、東京から移住してきたプロの劇作家西上(にしがみ)さん。
演じているのは 地元、伊佐で活動しているアマチュア劇団の皆さんです。
これまで プロの狂言師の指導も仰ぎながら 活動を続けてきました。脚本・演出担当 西上寛樹さん
「地元の方が演じて地元の逸話を劇にして、地元の方たちが見る」目指すは文化の地産地消。
狂言独特の所作などに苦労しながらもコツコツ頑張っています。メンバー 島田佳代さん
「若い世代にどんどん伝えていけたら」脚本・演出担当 西上寛樹さん
「いつ始まったか、誰が作ったか分からないけど昔からやっている。本当の伝統芸能」毎年、郡山八幡神社で上演される狂言。
活動を続けることで 地域の文化として人々に根付いていくことでしょう。

OA 毎週水曜 22時54分~23時00分
番組について
