「指導者が熱くなって選手を怒ってはいけない」ソフトボール大会 鹿児島市で開催 勝ち負けでなく、選手が楽しくプレーできることを第一に
2025年10月13日(月) 18:45
12日、鹿児島市の小学校で「勝ち負けでなく、選手が楽しくプレーできることを第一に考えよう」というソフトボール大会が開かれました。
10月の観測史上最高気温となる、34度となった暑さの中、鹿児島市で行われた大会のコンセプトは「指導者が熱くなって選手を怒ってはいけない」です。
轟木康陽記者
「晴天のもと、開催されているソフトボール大会。実はこの大会、あることが禁止されているんです」
12日、鹿児島市の鴨池小学校で行われたのは、指導者が選手を怒ってはいけないソフトボール大会、「だいもががっちゃならん大会」です。
大会は指導者に、子どもたちがのびのびとスポーツを楽しめる環境とは何か、改めて考え、指導のあり方を見つめ直してもらう目的で初めて開催され、鹿児島市のソフトボールスポーツ少年団8チームが参加しました。
試合では指導者の発言をチェックする監視役が配置され、もし選手を怒ってしまうと笛が鳴り、指導者はバツ印のマスクを着けるきまりになっています。
指導者
「ナイスキャッチ!」
指導者は選手がファインプレーをしたときにほめるのはもちろん・・
指導者
「オッケー、オッケー、良いスイング!」
ファールになっても選手を怒ることなくほめたたえます。
指導者らは意識して怒らない指導を徹底。
選手らは緊張よりも笑顔があふれ、終始明るい表情でプレーを楽しんでいました。
コーチ
「よう走ったな」
試合に出場した児童
「褒められた方が好き。お父さん(コーチ)が僕に厳しく言う」
Q.きょうお父さん優しかった?
「はい(笑)。いろんなうれしい言葉をかけてくれる」
試合に出場した児童
「いつもより『打つぞ!』って気が高まったり、守備でも切り替えることができた」
指導者
「時間がなくて競っていると、子どももそうだけど勝負に入っているので」
Q.つい口に出てしまう?
「そうですね、勝ちたい思いが出てしまう」
指導者
「ちょっと(怒らないように)意識しながら、バッテンマスクをもらわないようにやっている」
この「がる」というのは鹿児島弁で「怒る」という意味ですが、怒っちゃいけない=がっちゃならんゲーム、とても新鮮で子どもたちの笑顔が印象的でした。
今回の大会は1チームにつき3人ほど指導者がいましたが、皆さんコンセプトを守り、全14試合の中、誰1人マスクを着用する人はいなかったということです。
10月の観測史上最高気温となる、34度となった暑さの中、鹿児島市で行われた大会のコンセプトは「指導者が熱くなって選手を怒ってはいけない」です。
轟木康陽記者
「晴天のもと、開催されているソフトボール大会。実はこの大会、あることが禁止されているんです」
12日、鹿児島市の鴨池小学校で行われたのは、指導者が選手を怒ってはいけないソフトボール大会、「だいもががっちゃならん大会」です。
大会は指導者に、子どもたちがのびのびとスポーツを楽しめる環境とは何か、改めて考え、指導のあり方を見つめ直してもらう目的で初めて開催され、鹿児島市のソフトボールスポーツ少年団8チームが参加しました。
試合では指導者の発言をチェックする監視役が配置され、もし選手を怒ってしまうと笛が鳴り、指導者はバツ印のマスクを着けるきまりになっています。
指導者
「ナイスキャッチ!」
指導者は選手がファインプレーをしたときにほめるのはもちろん・・
指導者
「オッケー、オッケー、良いスイング!」
ファールになっても選手を怒ることなくほめたたえます。
指導者らは意識して怒らない指導を徹底。
選手らは緊張よりも笑顔があふれ、終始明るい表情でプレーを楽しんでいました。
コーチ
「よう走ったな」
試合に出場した児童
「褒められた方が好き。お父さん(コーチ)が僕に厳しく言う」
Q.きょうお父さん優しかった?
「はい(笑)。いろんなうれしい言葉をかけてくれる」
試合に出場した児童
「いつもより『打つぞ!』って気が高まったり、守備でも切り替えることができた」
指導者
「時間がなくて競っていると、子どももそうだけど勝負に入っているので」
Q.つい口に出てしまう?
「そうですね、勝ちたい思いが出てしまう」
指導者
「ちょっと(怒らないように)意識しながら、バッテンマスクをもらわないようにやっている」
この「がる」というのは鹿児島弁で「怒る」という意味ですが、怒っちゃいけない=がっちゃならんゲーム、とても新鮮で子どもたちの笑顔が印象的でした。
今回の大会は1チームにつき3人ほど指導者がいましたが、皆さんコンセプトを守り、全14試合の中、誰1人マスクを着用する人はいなかったということです。