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3年越しのオリンピック

徳洲会体操クラブの杉野正尭選手

みなさん、こんにちは!!

奄美地方は梅雨入りしましたね。
これから本格的な大雨シーズン、家での非常食の備蓄や
ハザードマップをあらかじめ確認し、危険な場所をチェックしたりしましょう!!

 

杉野選手をインタビュー中(去年12月)

話変わりまして…。
先日KTSライブニュースでお伝えしましたが、
鹿屋体育大学出身で、現在は徳洲会体操クラブに所属する杉野正尭選手(すぎの・たかあき/25歳)が体操競技のパリオリンピック日本代表に内定しました!!!!
おめでとうございます!!!




私は去年12月に初めて杉野選手を取材しました。
取材のきっかけは、去年開催されたかごしま国体の競技映像をじっくり見ていたときに、
「見ていてこんなにもわくわくする選手がいるのか!?」という衝撃からでした。
杉野選手はかごしま国体のときは、成年男子団体の鹿児島チームのキャプテンとして出場し、チームを初優勝に導きました。
 

杉野選手の手のひらは、練習の証が

実は杉野選手、2021年の東京オリンピックの際は
最後の最後まで代表争いをしたものの、本当にあと一歩及ばず、
東京オリンピックの憧れの舞台に立つことはできませんでした。


涙を流した日から3年、杉野選手はこの3年間、
技の難度や、技の精度を磨き続け、運命の日を待っていました。


そして、5月19日。
パリオリンピック日本代表最終選考の大会、最終日。
杉野選手はぶつけられる力全てをぶつけました。

得意のあん馬のスコアは15.000、
同じく得意の鉄棒は14.866の高得点をマーク。

オリンピック日本代表に選ばれるためには絶対にミスができない極限状態の中で、最高の演技を見せました。

あん馬は、落下の可能性が高く、世界でもチャレンジする人がほとんどいない大技・Hコンバインを見事成功。
鉄棒では、F難度の離れ技・ペガンから始まり、G難度のカッシーナ、最後はコバチ、コールマンの連続離れ技の、4つ全ての離れ技を成功させました。そして、着地の瞬間、全てをかみしめたような、そんな表情をしていて、映像を見ながら応援していた私も目頭が熱くなりました。


杉野選手は、この期間【 究め研ぐ(きわめとぐ) 】という、
お兄さんからかけてもらった言葉を胸に、練習に取り組んできました。
この意味は「演技の構成などは全て固まっているから、あとは技の精度を究めて、研ぎ続ける」ということ。


そして、研ぎ続けた結果。
男子体操日本代表5枠のうち、1枠を見事につかみました。
悔し涙から3年、ついにオリンピックへの切符を手にしました。


代表内定から1時間半後、KTSのオンラインインタビューに答えてくれた杉野選手。
とてもホッとした表情をしていて、
「きょうはゆっくり休みたいです!」と笑顔で話してくれました。


さらに、
「あん馬に関しては練習の時の方が良い演技が出来ていたし、もっともっといい演技が出来ると思うので、10点満点中、6~7点くらい。鉄棒は、あの場面でミスなく終えられたことは自信になったけど、、着地をピタリと止められなかったので8点。技を究め研ぎ続けた結果、コンクリートの壁に穴開けられるくらいにはなってきた。でもまだまだいけるし、まだまだ今回の演技で見えてきた課題もあったので、パリの舞台では極限まで究め研いだ演技を披露する」とも話してくれました。


そして最後は、
「大学4年間を過ごし、自分の体操競技者としての地盤を作ってくれた鹿児島に金メダルを取って恩返しする」と、力強く語ってくれました。


杉野選手の演技はとにかくダイナミックで、見ている人をワクワクさせてくれます。
私も杉野選手のワクワクする演技に魅せられた一人です。
あの演技がオリンピックの舞台で見られると思うと、、、今から楽しみです。



最後に、去年12月に取材した際に杉野選手に見せてもらった手のひらの写真を。
誰よりもあん馬を練習してきて、誰よりも鉄棒をつかみ続けてきた証がありました。