コンテンツツーリズムの可能性 地域のPRに 阿久根市×VTuberが生み出す新たな観光の形 【鹿児島発】
2025年11月28日(金) 11:15
スタンプラリーが呼び込む観光客

QRコードをスマートフォンで読み込み、スタンプを集める
イベント開始後の3連休には、早速多くの観光客が阿久根市を訪れた。阿久根市内の20カ所に設置されたQRコードをスマートフォンで読み込み、スタンプを集める仕組みだ。
肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅や道の駅阿久根では、朝からスタンプラリー目当ての観光客の姿が見られた。熊本からやってきた観光客は「今からスタートして回っていこうかなと。こういうイベントは出かける機会になっていいと思う」と話す。

夫婦でVTuberファンの宮内さん一家 鹿児島市から阿久根を訪れた
鹿児島市から来た宮内さん一家は夫婦でVTuberのファン。「配信で阿久根とコラボすると話していたので『え!そうなんだ!』と」と夫の俊亘さん。妻の彩さんも「知っている人がコラボしていると、見に来たくなる」と話す。
新たな魅力発見の機会に

「阿久根はすごくいいところ。また来たい」と話してくれた宮内さん
スタンプラリーをきっかけに阿久根市を回った宮内さん一家は、地元でとれた新鮮な魚に舌鼓を打ち、市内を満喫したようだった。
「阿久根はすごくいいところ。海もきれいだし、また来たい」「旅行のきっかけをくれたにじさんじに感謝しかない。きょうは子供(生後3カ月の男の子、智迅=ちはや=ちゃん)と出かけるのが初めてだったので、すごく良い思い出になった」「若い人向けのコンテンツを使って自治体の素晴らしさを広めることは、自治体にとっても、若い人にとってもプラスに働くと思う」と宮内さんは語った。

良好な反応にほっとした様子の小山さん
この反応に小山さんもほっとした様子で「すごく良い反応だったので安心した。今回の企画で阿久根に来て、体験した人がもう一回阿久根に来てみたいとか、地域の魅力を感じてもらえるような街になっていったら」と期待を寄せている。
11月21日から始まった「よかとこ阿久根」は、わずか5日間で328人が参加したという。イベントは12月21日まで開催される。
何かを「好き」という気持ちから生まれるエネルギーを活用した「コンテンツツーリズム」は、多様化するコンテンツを生かした新たなPRの形として今後も広がりを見せていきそうだ。


















































































































