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夜空を明るく焦がす姶良の“ハシタマッ”

今年の春に、レンゲ畑を見に行った姶良市の北山上地区。

地元の方に「お盆の時期にまたおいで」と言われていたので、先日行ってみると・・・

春は一面のレンゲ畑だった所は、すっかり青々とした田んぼに変わっていました。


「お盆の時期に」と言われたのは、北山上地区で行われる伝統行事「柱松(ハシタマッ)」があるからです。

その独特な名前からは想像もつかなかったのですが、柱松は、お盆の迎え火・送り火として、地区に100年以上も伝わる伝統行事なんだそうです。

高さ8mほどに掲げられた竹かごをめがけて、次々とたいまつを投げ入れます。
竹かごの中には麦わらが入っています。

なかなか入らないたいまつ。ようやく火がつくと…

豪快に燃え始めました。

辺りにはパチッ、パチッという音が響きます。

夜空を明るく照らす炎。
里帰りをする魂にも、迎え火としてきっとよく見えたと思います。

会場に訪れていた人たちは皆、厳かに燃える炎に見入っていました。

私も明るいうちに挑戦させてもらいましたが、全然ダメでした…


今回の柱松の写真は、KTSのNカメラマン撮影の映像から静止画を切り出したものです。
奇麗に撮ってくださり、ありがとうございます♪