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時代の節目に・・・

【大先輩 藤井アナウンサーと私 昭和の終わり頃…】

5月1日 元号が「令和」となる。
昭和から平成、そして令和と三つの時代を生きて・・・というと
ずいぶん長生きしたように感じる。

昭和58年、私は鹿児島テレビに1回目の入社をした。
鹿児島の生活、人々、仕事・・・
どれも20歳の私には初めてのことばかりだったが、すべて楽しかった。
時間はあっという間に過ぎた。

入社7年目に、「昭和天皇 崩御」。
時代が変わるという初体験をした。
昭和天皇が鹿児島を訪れられたときの思い出やエピソードなどを
色々な方に聞いて取材した。
みなさんに共通していたのは「光栄」であったこと、
「緊張」したこと、そしてそのときを思いだし、涙されたことだった。

昭和天皇が宿泊されたときのエピソードで
「新聞にアイロンをかけて陛下にお届けした」と聞いた。
シワのよった新聞をお届けするのは失礼だと。
そこまで心遣いするものかと20代の私は思ったものだ。

昭和の時代、天皇陛下にお会いする、お目にすることは稀有なことだった。

時代が「平成」に変わってまもなく、私は鹿児島を離れた。
様々な仕事をし、年代を超えて多くの友人ができ、たくさんのことを教えてもらった。
しかし、余裕を持てなかった時代だったとも思う。
平成27年、再び鹿児島へ帰ってきて5年目で「平成」から「令和」へ時代が変わる。

平成という時代、天皇陛下と国民の距離は近くなったと感じる。
気軽に声を掛けたり、手を振ったり、写真に収めたり…
お会いできる機会も増え、人々が親しみを覚えるのはいいことだ。
けれど、礼を欠くような態度であっては欲しくない。

令和の時代。
新しい天皇陛下と国民との関係も
楽しさや明るさを伴う
出会いの多い、穏やかなものであって欲しい。

そして私は、
少しは余裕を持っていたい。
幸せを実感して生きていたい。
そう、平穏な日々を送りたい。