みなさん、こんにちは!!
毎年この季節は花粉症に悩まされている井上です。
3月は学校では卒業式が行われたり、
4月からの新年度に向けて異動があったり、
いろいろと人も人の心も動く、そんな日が続きますね。
そんな今日は、ロケットのお話を!
今年2月17日。
新型の国産主力ロケットH3ロケット2号機が
種子島宇宙センターから打ち上げられ、打ち上げは成功しました。
去年3月の初号機の打ち上げ失敗から1年。
H3ロケットとしては初めての成功でした。
私は、初号機に続き、今回も現地で取材をしました。
種子島で数え切れないほどの思いに触れ、胸がいっぱいになるひとときを過ごしました。
絵本でロケットを見て大好きになり、東京から初めてやってきた子ども。
人生で一度は見たかったと、石川県や福井県から車でやって来た老夫婦。
ロケット関係の勉強をしていて、将来は宇宙関係の仕事に就きたいと、北海道から一日以上かけてやってきて、打ち上げを見ながら涙を流した大学院生。
種子島に暮らし、ロケットを見守り続けてきた人。
県内各地から足を運んだ人。
機体移動の取材をした展望台で出会い、まさかの宿舎で再会を果たし声をかけてくれた女性。
そして見えない出口を目指し、この一年間H3ロケットと向き合い続けてきた技術者の皆さん。
ニュースに深く携わって丸10年が終わる今、
ものすごい瞬間に立ち会えたことに感謝しています。
第2エンジン着火が確認され、小型衛星が分離されたとき。
JAXA関係者の皆さんの目から大粒の涙が溢れていて、
その光景を近くで見ていた私も泣いてしまいました。
日本の宇宙開発は、間違いなく大きな一歩を踏み出したと思います。
そして今、鹿児島に住んでいることの幸せをかみしめた一日でした。
現地でたくさんお話を聞かせてくれた全国から集まった皆さん、
ありがとうございました!!!
いつかまた、お会いできますように!!
そして最後に。
これまでロケット担当記者として奮闘してきた丸山記者と郡嶌記者が、異動で鹿児島を離れることに。丸郡コンビ最後のロケット取材に同行できたことも、私にとってはうれしかったです。しっかりしていて人と心で接することができる丸山くんと、少し天然で誰からも愛される郡嶌くん。本当に頼れる後輩でした。
新天地でも頑張ってね!!!!