H3ロケット
みなさんこんにちは!
暖かくなったと思ったら、また寒くなったり、花粉も飛び始めたり…。
何かと体調管理が難しい日が続きますが、しっかり栄養をとって頑張りましょう。
さて、私は先日、H3ロケットの取材で種子島に行って来ました。
しかし、予定されていた
2月17日 午前10時37分55秒に、
H3ロケットは打ち上げられず、その日の打ち上げは中止となりました。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、1段エンジン用電源供給系統における異常があったということです。
種子島出張では、限られた時間の中で技術者の熱い思いに触れ、
全国から集まった、H3の打ち上げ成功を願う人たちの話をたくさん聞くことができました。
私が打ち上げ予定日前日に中継をした、ロケットの丘展望所では、
実際にロケット製造に携わった方に出会いました。
「仕事では来ることができなかったので、お休みをとって打ち上げを見に来ました。
かっこよく撮影してあげて下さい」と話してくれました。
一般の方では、地元種子島から足を運んでいる方が多かったことにとても驚きました。
「毎回見に来ている。近くで見るのと遠くで見るのとでは全然違う」と話してくれたおばあちゃん。
フェリー乗り場で出会った地元の方は
「ロケットは日常の風景だから、いつもはあまり気にしないんだけど、
今回は新型だからね。日本にとっても大きな打ち上げだからね。これは見ないとね!」と話してくれました。
そしてなにより、小さな子どもを連れた家族連れが本当に多かったです。
「自分が見て人生観が変わったので、子どもにもみせたくて」
「動画で見てとってもかっこ良かったから、念願叶って初めて来ました」
たくさんのロケットへの思いを聞かせてくれました。
今、技術者の皆さんが打ち上げに向けて一生懸命作業をしていると思います。
日本の宇宙産業の命運を占うH3ロケット。
世界の打ち上げ市場に存在感を示していくためにも、大きな役割を担うH3ロケット。
打ち上げ成功のニュースを伝えられる日が来ることを、私も楽しみにしています。