「台風で全滅から世界へ」鹿児島・垂水の“カンパチ輸出劇”、農水大臣賞の裏にあった漁師たちの再起
2026年3月2日(月) 12:15
5年で10倍の野心的目標

目指すはEUと米国の市場だ
垂水市漁協は今後、輸出量を5年後に現在の10倍にする目標を掲げている。しかし、課題も多い。アメリカで主流のトラウトサーモンに対抗するためのカンパチのサイズアップや、EU向け輸出のためのEUハサップ(EU食品衛生基準)への対応が急務だ。
「EUハサップで頑張っていきたい。加工場もEU化しないといけない。漁場もEUのものをとらないといけないので至難の業だがトライしていこうかと思う」と篠原組合長は意欲を示す。
垂水のカンパチは冷凍ではなく生の状態で輸出され、水揚げから最短3日でアメリカの店頭に並ぶ。賞味期限を長くするため、今後はどれだけ魚を冷やして運ぶかも重要な課題となっている。
台風による壊滅的被害から立ち上がり、世界最大級の養殖場を築き上げた垂水市漁協。その挑戦は、地域の誇りとして、そして日本の水産業の希望として、新たな高みを目指し続けている。



















































































































