「頭はカンパチ、体は人間」 鹿屋の人気PR係長は知名度96.5% “課長昇進”の噂は本当か?
2025年12月17日(水) 09:00
2人の部下を迎え、PR特命係は3人体制に

「係長の背びれ(背中)を追って」部下も成長中!
2025年、カンパチロウに2人の部下が加わった。真面目で熱血、正義感が強くておっちょこちょいな「カンクロウ」と、明るくおしゃれでSNSが得意な広報担当の「カンナナ」だ。2人とも22歳でカンパチロウの指導を受けながら日々成長している。
カンクロウは「係長の背びれ(背中)を追ってこれからも頑張りますギョ」と意気込み、カンナナは「鹿屋の魅力をいっぱい届けますギョ」と抱負を語った。
鹿屋市ふるさとPR課の内倉康孝課長は「カンパチロウに追いつけ追い越せという勢いで頑張ってますよ!」と3人体制になったPR特命係に期待を寄せている。
出世魚の宿命?議会で課長昇進について議論も…

じっと議会中継を見守るカンパチロウ
カンパチは成長によって名前が変わる出世魚だが、カンパチロウ自身の昇進話も浮上している。鹿屋市議会で米永あつ子議員は「出世魚をモチーフとしているからこそ、特命係長からの昇進を視野に入れ、次の展開を検討すべきではないでしょうか」と提案した。
これに対し鹿屋市農林商工部の松矢功一郎商工観光振興監は「カンパチロウは永遠の26歳として、若さあふれるダンスを披露し続けるキャラクター性を持つとともに、長年親しまれてきた『係長』という呼称が地域に定着しており、現時点で課長への昇進を行う予定はございません」と答弁した。
米永議員、「残念なお答えで…。永遠の26歳であるとしても役職は進歩していいわけですよ。どうでしょう?」と食い下がったが、松矢商工観光振興監は「議会でこういうことを言うのもどうかと思うが」と前置きした上で「まだ10年ですので。私、課長になるまで二十何年かかっておりますので、ぜひ皆さんで温かい目で応援していただければ」と、課長昇進を改めて否定した。といっても議場には時折笑いが起き、終始なごやかな雰囲気だった。
職場でこの質疑を“傍聴”していたカンパチロウ、さすがにがっくりしていたが「2026年も『日本中に鹿屋をPRですギョ!』」とすぐ気持ちを切り替えた。
かのやカンパチロウ、永遠の26歳。これからもカンクロウ、カンナナ、2人の部下と力を合わせ、鹿屋のために活躍していく。

















































































































