「頭はカンパチ、体は人間」 鹿屋の人気PR係長は知名度96.5% “課長昇進”の噂は本当か?
2025年12月17日(水) 09:00

出世魚モチーフの“係長”が地域を動かす秘密とは
鹿児島県鹿屋市に「かのやカンパチロウ」という“PR特命係長”がいる。頭はカンパチ、首から下は人間というインパクトの大きな姿で市民に親しまれている。2023年の鹿屋市政モニター調査では96.5%という驚きの知名度で“課長昇進”との噂も。果たして真相は?
10周年を祝う「カンパチロウフェス」で会場は大盛り上がり

知名度96.5%、鹿屋の”顔”が10周年!
2025年11月3日、カンパチロウ活動開始10周年を記念した「カンパチロウフェス」が開かれ、多くのファンでにぎわった。会場はカンパチロウ一色に染まり、老若男女がカンパチロウと一緒に踊る姿が見られた。
「カンパチロウ好き?」という問いかけに、子供は「好き!踊るところが好き」と目を輝かせて答えた。初期の頃からのファンという伯母は「初期の頃から見ているが、キレが全然変わらなくてカッコいいなと思う」と評価する。
当のカンパチロウも「10年ひたむきに続けてきたダンスをみんなで踊ることができて、ハッピーでギョざいます」と、キレッキレのボディーランゲージで語ってくれた。
“市役所職員”として体を張って地域を元気づける

10年で700回出没 「踊る魚の係長」は町を元気にする異色キャラだ
カンパチロウの活動は2015年に始まった。食卓の魚離れが進む中、「人と魚をつなぎたい」という思いから鹿屋市漁協に上陸。漁師たちと踊った「カンパチダンス」は、鹿屋を代表する特産品、カンパチの消費拡大に貢献した。
2017年4月からは市役所職員に“転職”し、PR特命係長として活動の幅を広げた。コンビニの一日店長を務めたり、コロナ禍には元気をなくした市内企業を支援するため体を張って商品やサービスを紹介したりと、精力的に活動している。
ある電器店のオーナーは「カンパチロウはイキがいいですからね。“イキがいいお店にならないと”という感じであやかりたい」と期待を寄せている。
カンパチロウのライフワークである「カンパチの消費拡大」のため、運動会や夏祭りに出向いては子供たちにダンスを通してカンパチの魅力を伝え続け、ステージに立った回数は延べ700回を超えるという。

















































































































