生成AIが窓口業務を自動化 「やってみよう」が生んだ地方自治の挑戦 錦江町ルポ
2025年12月3日(水) 10:00
業務引き継ぎも生成AIにお任せ

引き継ぎを自動化する試み
さらに、業務引き継ぎ用の生成AIも試作中だ。前任の職員がインタビュー形式で業務内容や課題、トラブル事例などを伝えると、生成AIがすべて学習して記録する。後任の職員がAIに質問すると、必要な情報をすらすら説明してくれるのだ。
「そもそもこの事業の内容について教えてください」という質問に対して、AIは「もちろん。この事業は森林保護のための再造林推進施策と言うんだ。目的は…」という具合だ。
AI検証班の坪内なな子さん(政策企画課)は「こんな質問をしてもいいのか?と気にせず、何度も同じ質問ができるので、安心にもつながると思う」と利点を挙げる。
未来を考えるワクワクする仕事へ
生成AI導入によって時間的余裕ができたら何をしたいか聞いてみた。池之上さんは「今やらないといけない仕事に追われているので、未来を考えるワクワクするような仕事にその時間を振り向けられたら」と語る。
錦江町の生成AI活用の取り組みは、人口減少時代における地方自治体の新たな可能性を示している。AIが業務の一部を担うことで、職員は住民とのコミュニケーションや地域の未来を考える時間を確保できるようになるかもしれない。小さな町の大きな挑戦が続く。
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