今年も終わり。
一年あっという間でした!!!
一瞬一瞬は意味のあるもので、確かに積み重ねてきているのですが、毎年一瞬だったなと思います。
皆さんはどんな一年でしたか?
2024年12月12日。
本当に本当にうれしいことがありました。
パリオリンピックの前から取材を続けていた、
鹿屋体育大学出身で体操男子日本代表の杉野正尭選手(すぎのたかあき/徳洲会体操クラブ所属)。
約束通り、パリ五輪で金メダルを獲得し『KTSライブニュース』に生出演してくれました。
打ち合わせ中や、本番中は、頭をフル回転させていたので、喜びを感じる余裕がなかったのですが、放送が終わってから今も、とても幸せを感じています。
パリ五輪での体操男子団体決勝の杉野選手の演技、みなさん覚えていますか!?
あん馬、跳馬、鉄棒では、力強く、パワフルで、ダイナミックな演技で日本チームに勢いをもたらしました。そして何より、杉野選手の演技が会場を味方につけていました!!
あの世界最高峰の舞台で…とてもすごいです。
私は鹿児島で見守ることしか出来ませんでしたが、ライブ映像を見ながら涙がとまりませんでした。
最終種目の鉄棒では日本のトップバッターという大役。
鹿児島に帰ったとき、あのときの心境を
「手が鉄棒に吸い付いている感覚があって、全く落下する気がしなかった。
着地してから、台をおりるまでの記憶が全然ない」と話してくれました。
杉野選手は、今回パリオリンピックの日本代表に選ばれなかったら引退しようと考えていたそうです。
それでも、その目標を掴み、ずっと言い続けてきた「金メダル」を獲得しました。
金メダルを獲得した実感はまだないそうです。
それと。
「これまではオリンピックで金メダルを取ることがゴールだと思っていた。
けれど、金メダルをとった時に、ここからがまたスタートだと思えた」と話してくれました。
杉野選手は4年後のロサンゼルスオリンピックをまた目指します。
私はその背中を、鹿児島から応援し続けます。
最後に、杉野選手に色紙を書いて頂きました。
そこには“神を細部に宿す”と書いてありました。
私はすぐにピンときました。
オリンピック前に杉野選手がお兄さんから言われた言葉で大切にしているといっていたのが
「演技に“神を宿せ”」という言葉。
オリンピック後、お兄さんと話したときに
「次は“神を細部に宿せ”」という言葉をいわれたそうです。
世界トップクラスの演技をする杉野選手が、
4年後を目指し、“神を細部に宿す”努力をこれから実行していくそうです。
関係者の方は、みんな「杉野選手は誰よりも練習する」と声をそろえていいます。
4年後の杉野選手が、今から楽しみです!!!