番組表
ON AIR
  • 3:58オープニング
  • 4:00テレビショッピング
  • 4:30テレビショッピング
  • 5:00ディーニーズテレビショッピング
  • 5:30THEフィッシング
  • 6:00めざましどようび
  • 8:30土曜はナニする!?
  • 10:25かごしまDO!
  • 11:15りらいぶテレビショッピング
  • 11:45ぽよチャンネル
  • 11:50FNN Live News days
  • 12:00YOUは何しに日本へ?  年々増加している訪日外国人。番組では、外国人たちの日本への玄関口、空港で勝手にお出迎えして直撃取材を敢行!!前代未聞の空港アポなしインタビューをやりまくりました。時には、空港を飛び出して、客船の港、イベント会場でもYOUに直撃インタビュー!
  • 13:25何を隠そう・・・ソレが!
  • 14:20KTSスポーツSP フラーゴラッド鹿児島 Vリーグ初代王者までの軌跡
  • 14:50芸能人が本気で考えた!ドッキリGP
  • 15:30今からでも間に合う!「人事の人見」スペシャル
  • 16:25ニッポンカレンダー
  • 17:15ぽよチャンネル
  • 17:20河内あづきの鹿児島あっちこっち
  • 17:25わんにゃん+ かごしま
  • 17:30FNN Live News イット!
  • 18:00おかべろ  岡村隆史(ナインティナイン)が、と ある飲食店の常連客として店に訪れた有名人に質問していくという“シチュエーション トークバラエティー”!
  • 18:30ナマ・イキVOICE
  • 19:00芸能人が本気で考えた!ドッキリGP マッサマンスピン&パリピ孔明爆破SP
  • 21:00土曜プレミアム
  • 23:10さんまのお笑い向上委員会
  • 23:40<土ドラ>ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜
  • 24:35すぽると!
  • 25:15Kagoshima 見っどナイト
  • 25:45土曜RISE!
  • 26:20ディノスTHEストア
  • 26:50ワタミテレビショッピング
  • 27:20テレビショッピング
  • 27:50天気予報
  • 27:51ぽよチャンネル
  • 27:54クロージング

駅伝

全国高校駅伝のスタート・フィニッシュ会場


12月20日。


男子第71回 全国高校駅伝
女子第32回 全国高校駅伝が
京都・都大路を舞台に行われ、
私も現地に取材にいきました(体調は万全、常時マスクを着用しています)。


男子県代表は鹿児島実業、
女子県代表は神村学園でした。


特に神村学園は、
2018年には県勢女子初の優勝、
2019年は準優勝、
そして今年は2年ぶりの優勝に燃えていました。


大会前、就任32年目の有川哲蔵監督が
「過去最強のチーム」と言うほどの仕上がり具合。


去年は、優勝した仙台育英(宮城)に19秒届かず、
連覇の夢は叶わなかった神村学園。
その“19秒”を埋めるための練習を、この一年間してきました。


ここぞの場面で競り負けないスピードを強化するため、
短距離的動作を意識した練習を取り入れたり、
疲れたときに浅い呼吸になり、失速するのを防ぐ為、呼吸方法まで徹底しました。


そして満を持して挑んだ今年の全国高校駅伝。
優勝には25秒届きませんでしたが、堂々の2年連続準優勝という結果でした。
しかし、レース後の選手たちの目には悔し涙があふれていました。


取材を通して感じた、それぞれの選手への思いを書きます。

 

◆1区 黒川円佳選手(3年)
ひきわり納豆が大好きだと笑う黒川選手。
仲間思いで、チームメイトがケガをした際には、元気が出る詩を贈ったそうです。
大会前、チームで一番調子を上げていた黒川選手は、
今年初めて最長区間6キロのエース区間に抜擢されました。
しかし、都大路は黒川選手に味方してくれませんでした。
ラストはずっと上り坂の1区。
スパートをかける他校の選手たちについて行けず、11位でタスキを渡しました。
レース後、涙を流しながら「自分が出せる力は出し切れたので悔いはないです」と話してくれました。
心優しい黒川選手。
今後も陸上を続けると言うことで、さらなるレベルアップを楽しみにしています。



◆2区 久保心優(みゆ)選手(2年)
中学3年生の時、神村学園が全国初優勝を果たし、報道陣に囲まれてインタビューに答える
先輩達の姿に憧れて、神村学園に進学してきました。
とにかく負けず嫌いな久保選手。
「勝負事では、先輩後輩関係ない」
そうきっぱり言う彼女の強気な性格が、私はすごく好きです。
初めての都大路では2区を任され、区間順位は12位でした。
試合後は、誰よりも泣いていました。
「自分の実力不足です…。このままだと勝てないので、一からまた頑張って優勝を目指したいです…」
声を振り絞ってそう答えてくれました。
表彰式後、久保選手に
「かっこよかったよ、また一年だね。お疲れ様」と声をかけると
「絶対に強くなります」と、また目に一杯涙をためて話してくれました。
この悔しさを力に、彼女の成長に期待したいです。



◆3区 中須瑠菜キャプテン(3年)
中須選手は1年では優勝、2年では準優勝を経験し、
去年からキャプテンを務めています。
最初は、慣れないキャプテンの重圧に一人涙したこともあったそうです。
全国でもこれだけの強豪校である神村学園を引っ張るのは、本当に大変だったと思います。
中須選手の両親に話を聞くと
「引っ込み思案で、人前で話すのが本当に苦手な子だったんですけど、
神村学園に入ってキャプテンになって変わりました」
と言う言葉通り、
今回レース後に、涙をこらえ
レースをともに戦った選手一人一人のもとへ行き、声をかけている姿が本当に頼もしく、かっこよかったです。
また、中須選手は今大会3区区間賞でした。
今後も陸上を続ける中須選手、どんな選手になっていくのか見守りたいと思います。



◆4区 鳥居華選手(3年)
2年連続4区を任された鳥居選手。
下級生が力を付けてきたこともあり、駅伝メンバーから外されたこともありました。
「正直心が折れそうなときもありました」と私に話してくれました。
それでも、努力を止めませんでした。
その結果、今大会では大会前日にメンバー入りすることが決まりました。
出場できない仲間の思いも背負って、鳥居選手は4区を駆け抜けました。
去年わずか2秒届かず逃した区間賞、今年は見事区間賞を獲得しました。
それでも、チーム優勝を目指していただけに、涙があふれていました。
とっても小柄な鳥居選手ですが、走る姿はダイナミックで引きつけられます。
高校卒業後も陸上を続ける鳥居選手。
小さな鳥居選手が、これからどんなビッグな選手になるのかわくわくします。



◆5区 バイレ・シンシア選手(3年)
去年は2区を走り、13人抜き、区間2位の快走でした。
しかし、レース後「悔しいです…来年は絶対一番をとります」と大粒の涙を流しながら話してくれました。
そして今年はアンカーの5区。
大会前には「30~40秒差なら逆転できる」と話してくれました。
実際はトップと19秒差でタスキを受け取ったシンシア選手。
一時はトップに立ちましたが、残り1キロで右足を痛め失速、
広島・世羅高校の選手にかわされ、結果は2位でフィニッシュ。
痛む足で必死に仲間がつないできたタスキをゴールまで運んだシンシア選手、
レース後には、立ち上がることが出来ないほどでした。
全国から注目され、プレッシャーも相当あったと思います。
シンシア選手がまた元気に走る姿を見られることを、楽しみにしています。



私は数年間にわたり、神村学園駅伝部を取材していますが、
毎回選手達の情熱や、努力には頭が下がります。


今年の悔しさを、下級生がどのような形で晴らしていくのか楽しみです!!


また、2021年1月3日午後1時から
特番で、神村学園駅伝部の特集もお伝えします。
ニュースでは伝えきれなかった裏側など、
この冬駅伝に本気で挑んだ彼女たちの姿を追いました。
ぜひ、ご覧ください!!