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こやうら

【全国で大きな被害をもたらしたこの災害を、私達は忘れてはいけないと思いました】

明けましておめでとうございます!!

みなさんは、どんな年末年始を過ごしましたか?

私は年始の休みを利用して、

母親のふるさと、広島県の坂町小屋浦(さかちょうこやうら)に行きました。

坂町小屋浦は

去年7月の“西日本豪雨”で大きな被害を受け、

17人が死亡(災害関連死1人を含む)、依然として1人が行方不明のままです。

去年8月に、ボランティア活動をして以来、約5カ月ぶりの小屋浦。

川や、道路、公園に高く積み上げられた土砂は全て取り除かれていました。

被害を受けた家々の土砂の搬出もほとんどが完了していて、

窓もカーテンもない、住む人がいなくなった空っぽの家だけが、そこには残されていました。

あの豪雨の一日さえなければ、この正月、小屋浦の各家庭ではより多くの笑顔で包まれていたのかな・・・と、

空っぽの家を見てそんなことを思いました。

1人で小屋浦のあちらこちらを歩いて回ったのですが、

若い夫婦や、家族連れが、被害に遭った場所を

私と同じように時間をかけて歩いて見て回る姿が多く見られました。

私が5カ月前と変わったなと、実感できたこと。

それは、小屋浦のあちらこちらで“笑顔が増えたこと”です。

2019年、大きな災害が起こらない一年になりますように。

【祖母の家から眺めた小屋浦。以前、家が立ち並んでいた場所は更地になっていました。】

最後に小屋浦の写真を載せます。

【高く積み上げられた土砂は、取り除かれていました。】
【小屋浦の公園には、約100年前に大雨災害で40人以上の住民が命を落としたことを伝える石碑がありました】